制服・ユニフォームを「憧れ」にするためのひと工夫

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事務服・企業制服

2015.12.28

その制服・ユニフォームを着ることが誇らしく、幸せなケースは数多くあると思います。分かりやすいのは、スポーツ選手です。希望のチームに入団したプロ野球選手や、日本代表に選ばれたサッカー選手にとっては、これから着るユニフォームは、まさに憧れのユニフォーム。スポーツ選手だけでなく、パイロットや消防士、医師や看護師など、制服が憧れの対象になっている職業もたくさんありますよね。

一般の企業においても、せっかく制服・ユニフォームを導入・刷新するなら、いつかそれを着ることが「憧れ」になるようなものを選びたいものです。では、一般企業が、自社の制服を憧れの対象にするにはどうしたらいいのでしょうか?

「憧れの制服」に必須の条件とは?

憧れになる制服・ユニフォームに必須の条件は、「選ばれた人しか着ることができないこと」です。着たいと思っていても簡単には着ることができず、努力を要するものであったり、そもそも着ることができる人数が限られていたり――このように、憧れの制服・ユニフォームには、それを着るための高いハードルがあるものです。

企業に置き換えてみると、「簡単には入社できない」企業であることが一つの条件になるかと思いますが、これはすべての企業には当てはまらないかもしれません。とはいえ、一般の企業にもできることがあります。それが、「社内で憧れになる制服」をつくること。社員であれば誰でも着用する制服とは別に、「選ばれた人しか着ることができない」制服を用意することで、様々な好影響が期待できます。

選ばれた社員だけが着られる限定感

制服を2種類も用意と言っても、まったく違うデザインの制服にする必要はありません。たとえば、色違いのものにしたり、制服にバッジを付けたりするだけでも効果があります。「社内における制服の差別化」という観点から、有名な事例を2つほどご紹介しましょう。

スターバックスの黒エプロン

一つ目は、「飲食店のユニフォーム選びで大切なこと」でも触れたスターバックスの事例です。スタバの店員さんと言えば、緑のエプロンをイメージすると思いますが、実は一部の店員さんは黒いエプロンを着用しています。これは、社内試験をクリアした「コーヒーマスター」だけに与えられるブラックエプロン。つまり、選ばれた人しか着ることができない制服ですね。ブラックエプロンは、社内でも名誉あるバリスタとなっており、お客様から見ても「別格」に見えるなど、様々なメリットをもたらしているようです。

伊勢丹の金バッジ

2つ目は、伊勢丹の金バッジです。伊勢丹には、売り場ごとの責任者が金バッジを付ける制度があります。金バッジを付けたマネージャーは、基本的に接客はしません。伊勢丹は、「一人ひとりのお客様への接客と同じくらい、臨機応変にサービス全体をベストな状態に維持するためのマネジメントが重要である」と考えており、その役割を金バッジの社員に与えているのです。金バッジ制度は、売り場環境の向上を実現するとともに、社員の成長意欲を育む役割も果たしています。

少しの工夫で制服は憧れになる

たとえば、優れたスキル・ノウハウを有する社員だけに。たとえば、社内試験の上位5名だけに。――このように特定のハードルをクリアした社員だけが着ることのできる制服を用意してみてはいかがでしょうか? そうすることで、「あの人みたいになりたい」「あの制服を着たい」という目標意識が生まれます。これが浸透していけば、「あの会社に入って、あの制服を着たい」というように、採用活動にもプラスの効果をもたらしてくれるはずです。