「目立たない部分で勝負する、それがおもしろい」

ヒアリングを元にしたユニフォームデザインとパターン作成を担当する、いわばお客様との窓口である企画室。
そんな企画室でパタンナーとして勤務する伊藤。彼女が思う仕事のやりがいとは。

「目立たない部分で勝負する、それがおもしろい」

元々は洋裁学院で先生をしていました

ダイイチに入社する前は横浜の洋裁学院で7年ほど教鞭をとっていました。担当はパターンと洋裁の指導、元々同学院の生徒でそのまま残った形です。教えることと実践は別物なので一概には言えませんが、それでも当時の経験は今でも大いに役立っています。ダイイチでの仕事は、特別注文製品やオリジナル製品のパターン製作が主。まず寸法を決めて、その後マスターと呼ばれるサンプルを製作、クライアントチェックを経てサイズ展開を考える…というのが簡単な仕事の流れです。主力商品はユニフォームなので1日に何着もパターンを引くということはあまりないですが、それでも小物類等の細かい製作物や、季節の変わり目は仕事が多いです。一週間くらいでベスト、ブラウス、パンツの3アイテムを男女それぞれ3パターン作る、なんてこともありました(笑)。

元々は洋裁学院で先生をしていました

元々は洋裁学院で先生をしていました

機能性は大前提、そこに何をプラスするか

ユニフォームは老若男女問わず誰もが着る物、だから誰が着ても着やすい服を作る、ということを一番に心がけています。例えば手を伸ばした時に背中がズレない、スムーズにしゃがめる、最適な場所に最適なサイズのポケットをつける等…工夫できることはたくさんある、今も日々勉強です。その他にも、サービス業の方なら、機能性を前提にデザインの綺麗さも加味するし、全身を動かすような仕事の方なら、とことん機能性を追求します。お客様それぞれの職業をよく考え、パターンに落とし込むことが重要です。

機能性は大前提、そこに何をプラスするか

そのままですが、とにかくお客様“第一”です

お客様から製品に関するご意見があった時にもしっかり対応したいとの思いから、繊維製品品質管理士という繊維の品質や管理に関する資格を取得しました。パターンを製作するだけでなく、品質をしっかりと担保することもパタンナーの大切な仕事。自社でパターン作製したものはもちろん、メーカーの既製品を納品する場合でも一着一着チェックします。また、マスターを作る際にも、通常はCADと呼ばれるデジタル設計ツールを使用するのですが、うちではそれに加え、細かな部分は手で作業するようにしています。お客様のことをとにかく“第一”に考えて、丁寧に丁寧に仕事をする、それがダイイチの社風であり強みです。

そのままですが、とにかくお客様“第一”です

そのままですが、とにかくお客様“第一”です

縁の下の力持ちだからこそ、褒めてもらうと嬉しい

パタンナーは裏方仕事。褒めてもらえることは少ない代わりに、万が一製品に何かあった際には真っ先にお叱りを受ける立場です。その分、営業経由でお客様から「動きやすくて仕事がしやすくなった!」といった言葉をいただけると本当に嬉しくなりますね。“可愛い、綺麗”といった見た目の分野はデザイナーの力が大きいですが、機能面分野はパタンナーの力、そういう目立たない部分で勝負していきたいです。それがこの仕事のおもしろさのひとつだとも思っています。

縁の下の力持ちだからこそ、褒めてもらうと嬉しい