Case Study

インタビュー

ビル清掃管理のオリジナルユニフォーム【株式会社第一ビルメンテナンス様】従来のシャツの時よりも動きやすく、色落ちもしなくなったので、長く着ることができると評判がいいです。

株式会社第一ビルメンテナンス 様

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東京都新宿区に本社を構え、2018年8月に35期目を迎えた株式会社第一ビルメンテナンス様。東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に4支店13営業所の33部門を持ち、約2400名のスタッフが勤務されています。品質管理部 部長 阿部敏様に、想いの詰まったユニフォームについてお話を伺いました。

テーマカラーを軸にした統一デザイン

業務内容を教えてください。

建物の総合管理業として、各種日常清掃・定期清掃、ガラス清掃、設備管理、緊急対応、家事代行、ハウスクリーニングを自社スタッフで行っています。ビル、マンション、商業施設、ホテルなど対象は多岐にわたります。

グループ会社としては「ひとえいち株式会社」(家事代行、ハウスクリーニング)、「アーステクノサービス株式会社」(空調設備、厨房設備、排水設備)があります。

ダイイチとのおつきあいはどのくらいになりますか?

数年前社長に同行してクリーンEXPOに行った際、ダイイチさんのブースに興味を持った社長からの指示で、名刺交換したのがきっかけです。それから1年後、ユニフォームのリニューアルの計画が立ち上がった時に、名刺交換していたことを思い出し、連絡をしてから現在に至っています。色々と当社のわがままを聞いてもらって、今では8種類のユニフォームを作っていただいています。

8種類の内訳を教えてください。

①清掃業務者用ポロシャツ
②清掃業務者用シャツ
③清掃業務者用ブルゾン
④設備業務者用シャツ
⑤設備業務者用ブルゾン
⑥ガラス清掃業務者用つなぎ(長袖)
⑦ガラス清掃業務者用つなぎ(半袖)、
⑧清掃業務者用防寒ブルゾンです。
当社のユニフォームにはテーマがあり、「第一カラー」と銘打ち、紺・赤・緑・黄4色で構成しています。紺は大海原、赤は太陽、緑は若葉、黄には人の心を弾ませる、知的喜びといった思いがそれぞれに込められています。

生地はポリエステル100%を使用し、清掃業務者用は今までのシャツ型からポロシャツ型に変えました。ストレッチの効いた素材で、吸汗速乾性に優れ、汗の臭いも気にならないものを作りました。ガラス作業者用のつなぎには膝パットを入れ、ポケットの位置にもこだわりました。
ガラス作業特有の腕を上げる動作に対応するため、袖の長さを通常のものより1.5cm短くしたのも特徴です。かつ一年中長袖の作業員でも苦にならないようにノーフォーク部分はメッシュ素材にするなど工夫をしています。

清掃や設備管理など作業環境が異なる業務でも第一カラーを使用したデザインで統一されていますね。

当社は建物の総合管理でマンションやビルに入るので、清掃と設備点検など、作業が同じ日時になる場合があります。職種によってユニフォームが違うと、社員同士でも別会社さんかなと思ってしまうことがありますが、実際にはすべて第一ビルメンテナンスが管理作業をしているという事例が多々あります。

同じユニフォームを着ていることで、お客様に廊下清掃や、ガラス清掃、設備点検しているのも第一ビルメンテナンスだとわかっていただけます。見慣れたユニフォームのスタッフが出入りすることは、お客様にとっては、親近感を抱いていただけているのではないかと思います。

「今日第一ビルさん見かけたよ」「あのビルでも清掃やっているのね」などと言ってもらったり、スタッフがマンションの清掃を行っていて、お向かいのマンションの方から「名刺もらえませんか」と声をかけていただくことがあったりしました。それだけ印象に残ったのでしょうか、ユニフォームの力はとても大きいのだなと感じました。しっかりと統一をするという意味で、当社では帽子、作業着、靴に至るまで、身だしなみには注意を払っています。

当社は、挨拶ができ、最高の環境を作り出すことができる身だしなみ、規律に関しては、作業の技術云々より、最も大事にしている根本の部分です。

朝礼で、身だしなみチェックをされていると伺いました。

朝礼では足先から、靴、裾上げ、ズボン、ベルト、キーチェーン、ユニフォーム、名札、髭、帽子よし、と全員が毎朝チェックしてからでないと現場に行けません。これから綺麗にする現場に汚い格好で行っては駄目ですよね。毎朝のチェックでユニフォームを綺麗に着ることで、だらしなかった人でも自然と正されていくなと感じています。

現場担当者だけでなく、本社事務職の方もやってらっしゃるということですが。

本社の事務職も一旦ユニフォームに着替え、「環境整備」と銘打って45分間清掃を行っています。勤務時間8時間のうち、約1時間をかけて自分たちの机や社内、ご近所などを清掃します。周りの方は環境整備に1時間も時間を割いているのは無駄じゃないか思われるかもしれませんが、それで会社の売り上げが下がっているかというと、逆なのです。職場の整理整頓をすることで頭の整理がついている。

無駄を省き効率よく仕事が進められている。自分にとって何が必要なのか気づき、他者に対しても、体調悪いのかな、悩んでいるのかな、などいろいろ気づくことができます。

普段から綺麗にしていると、物が落ちていたり、乱れていたりしたら整える。何かが足りなくなっていたら言われなくても補充をするといった、人として当たり前の気づきの能力が高くなってくると思います。

細かな要望を形に、働く人が着てみたいものに近づける

ユニフォームのリニューアルにダイイチを選んでいただいた決め手を教えてください。

打ち合わせの段階でデザインやサンプルなど、当社の細かな要望にも気配りをしていただき、それを形にしてくれるとても貴重な会社だと思っています。価格とかそういう部分ではなくて、当社の社員が着てみたいというものに近づけてくれたと感じています。

また、納品してもらったものに対しても改善活動というのは常に継続しています。例えば、ブルゾンの着用は冬場なので汗はかかないと思っていましたが、意外に汗をかいて汗染みができてしまうという問題が生じたときも、それでは襟元の素材を変えてみましょうと即座に対応してくれました。買って終わりじゃない。繋がっている部分はとても感謝しています。正直、面倒くさいこともたくさん依頼していますが、ここぞというときに応えてくれるのがダイイチさんというイメージです。

実際の現場の方からはどのような意見がありますか。

従来のシャツの時よりも動きやすく、色落ちもしなくなったので、長く着ることができると評判がいいです。サイズ展開も男女兼用でSS から5Lまでとバリエーションの豊富さも魅力ですね。今まで男女別々だったので社内での保管も大変でした。ダイイチさんに切り替えてからは在庫もわかりやすく管理も楽になりました。

今後の事業の展望を教えていただけますか。

環境ビジネスに関係することは何でもやっていこうと考えている会社なので、今後は植栽管理といったところにも手を広げて行こうと思っています。設備管理の分野でも消防設備など、益々力をつけていきたいですね。環境ビジネス界においては、まだまだ広がる幅というのは大きいので、果敢にチャレンジしていきます。ユニフォームも植栽管理用などを作っていかないといけないかもしれませんね。

今後ダイイチへ期待することを教えてください。

常に最先端で、デザイン、機能性共に着る人が喜ぶような提案をしてもらいたいですね。ユニフォームだけでなく、リストバンドやポーチ、夏涼しくするための対策グッズや、防寒グッズなど、作業する人たちが暑くても寒くても快適に仕事ができるようなものを提案してもらえればと思います。

今後ユニフォームを導入される方へのメッセージをお願いします。

企画者の案だけでなく、実際に着用する人の意見を聞き、それをダイイチさんに相談することで、より良いものが作れると思います。想いを形にすることは大変ですし、プレッシャーもあります。ユニフォームは企業ブランドのイメージに直結するので慎重さも必要です。決定まで苦労するかもしれませんが、社員が誇りをもって着ることができるユニフォームを作ることは光栄なことだと思います。

(左から品質管理部長 阿部様 / ダイイチ 清水)