「品質管理のプロ、そして人を育てるプロでありたい」

安全で安心な製品をお客様にお届けするため、商品のチェックや法改正等の情報収集を行う品質管理室。
この道約60年、室長を務めているベテラン嶋田の仕事は品質管理だけに留まらない。

「品質管理のプロ、そして人を育てるプロでありたい」

品質管理の仕事は手も足も頭も使います

ダイイチに入社したのは実は定年を過ぎてから。それまでは日本繊維製品品質技術センターという検査機関で働きつつ、神奈川県の企業を対象にした繊維技術に関するアドバイザーを務めていました。ダイイチとの出会いもそれがきっかけ。関わっていくうちに、当時の専務から定年後のキャリアをうちで…というお話をいただき、入社を決めました。製品のクオリティを管理するのが私の仕事ですが、一言で品質管理といってもやることは色々あります。服が正しく縫われているかの確認はもちろん、服の縫い方などが記載されている仕様書の作成、工場に直接出向いて工程に関する確認や指導、納品後のトラブル対応等も守備範囲です。

品質管理の仕事は手も足も頭も使います

品質管理の仕事は手も足も頭も使います

最初から最後まで丁寧に製品と向き合う

納品したらワイシャツの袖のボタン穴が塞がっていてボタンをかけることができなかった、ポケットの深さが仕様から5mm足らず仕事で使う道具をしまうことができなかった、他社ですがこれらは実際にあった事例です。こういった致命的なミスを起こさないためには、プロジェクトの立ち上がり段階から徹底して段取りを確認することが重要なんです。ですから先ほど触れた工場への視察がすごく大切。仕事等が重なり自分が行けない時は代わりに営業の社員に行ってもらうのですが、その際にはチェックして欲しいポイントをまとめたメモを渡し、それに沿った視察をお願いしています。「嶋田メモ」といったところでしょうか(笑)。途中経過をチェックするわけではなく、最初から丁寧に気を配る。絶対に不良品は出さないという強い信念を持って日々の仕事に臨んでいます。

最初から最後まで丁寧に製品と向き合う

最初から最後まで丁寧に製品と向き合う

現場を体験することで人は育つ

品質管理と同じくらい力を入れているのが人材育成。研修会を開いて話をすることもありますが、座学よりも大切なのは現場だと思っています。営業の社員に工場への視察に行ってもらうことは勉強の意味も込めています。工場を見たことがないと、例えばボタンひとつつけるにしてもどうやっているのか知らなかったりする。小さいことかもしれないけれど、現場に行くと必ず発見があって、知識が身につけばお客さんに対してももっと話ができるようになる。そういう循環になればいいと思って積極的に機会を設けるようにしています。

現場を体験することで人は育つ

「糸へん」の知識を若い人たちへ

自分がいい仕事をするのはもちろんですが、今まで培ってきたスキルを少しでも多く周囲に還元したいという気持ちが年々強くなっていますね。知識を広く深く伝えることでダイイチのみならず、業界全体のスキルアップにも繋がっていくと考えています。「繊維」や「縫製」の知識…この業界の専門用語は「糸へん」の漢字が含まれている物が多いので私は「糸へんの知識」と呼んでいるのですが、そういった知識を若い人に丁寧に教えていくことがこれからの私の役割じゃないのかなと思っています。品質管理のプロであると同時に、人材育成のプロでもありたいんです。

「糸へん」の知識を若い人たちへ