Case Study

インタビュー

介護施設のオリジナルポロシャツ【株式会社ソラスト様】介護スタッフの働き方をサポートしたいから徹底的にこだわり抜きました。

株式会社ソラスト 様

solasuto

1965年に日本初の医療事務教育機関として創業した株式会社ソラスト様は、首都圏、関西圏、名古屋地区で介護サービスを展開中。「自立支援とトータルケア」をモットーに、お年寄り一人ひとりに合わせたきめ細やかなサービスを行っています。リニューアルに踏み切った思いとユニフォーム制作でのこだわりについて、介護事業本部事業推進部 井尻様とケアホーム渋谷本町ケアワーカー 桑原様にお話しをお聞きしました。

(上部写真右端 弊社営業担当 柳下)

密なコミュニケーションがあったから、満足度の高いユニフォームを作れた

ユニフォームのリニューアルを検討された理由を教えてください。

井尻様 :

M&Aで新しい仲間が増えていく一方で、既存のソラスト事業所と新しく仲間入りした事業所でバラバラのユニフォームを着用していました。 そこで、「介護の現場で使われるユニフォームを統一しよう」と、思い切ってリニューアルすることに決めました。 新しいユニフォームはすでに色やかたちが決まっているタイプから選ぶのではなく、オリジナルのデザインをイチから考えて使うことにしました。それは、現場の意見を反映したユニフォームを採用することで、介護スタッフの働き方をサポートしたいと思ったからです。既存のタイプでは表現できないところまで、徹底的にこだわり抜きたいと考えました。

オリジナルのユニフォームを発注するにあたって、どのような点にこだわりましたか?

井尻様 :

こだわった点は二つあります。一つは介護の現場で働く人が動きやすく、使いやすいユニフォームにすることです。
着心地や通気性の良いユニフォームにするのはもちろん、さまざまな物を持ち運べるように左胸や腰の両サイドにポケットを付けるなどの工夫をしました。
もう一つは、「色」で、ソラストの真面目で落ち着いた雰囲気が出るようにしたいと思いました。
これは、現場のスタッフから本部へ直接要望を伝える“アイディアメモ”というアンケート用紙に「ユニフォームを落ち着いた色にして欲しい」というリクエストがたびたびあったことが理由です。

色や素材、ポケットの他、ポロシャツのかたちについて検討するにあたって、弊社の対応はいかがでしたか?

井尻様 :

そうですね。柳下さんとの打ち合わせ中、当時人気があった医療ドラマのドクターのような“医療用スクラブ”に近いユニフォームにしたい、とお伝えしたことがあります。もともと柳下さんは今回の依頼が決まる数年前から、当社によく足を運んでくれていました。信頼関係がすでにある方だったのでこちらも希望を出しやすく、意思疎通がしやすかったと感じています。 他社のユニフォームと比較検討をさせてもらったり、急ぎで修正案を出したりと、結構無理なことをお願いしたこともありました。その時も、柳下さんは嫌な顔一つせず親身に接してくれたんです。スケジュールが変更になった時も日程の共有をスピーディに行ってくれたので、ユニフォームを滞りなく発注することができました。要望を大前提で聞いてくれたので、「この人となら満足のいくユニフォームを作れる」という安心感がいつだってありましたね。

お互いに意見を出し合い、想像以上のものに仕上げる

桑原様はケアホーム渋谷本町でケアワーカーとして働いているそうですが、リニューアルしたユニフォームを着てみていかがですか?

桑原様 :

リニューアル前のユニフォームは三色に分かれていて、スタッフそれぞれが違う色を着ていました。今はスタッフ全員のユニフォームカラーが統一されて、「チームで動いている」という意識がより強くなりましたね。 今まで使われていたユニフォームの中には、オレンジ一色のタイプもありました。今は落ち着いたユニフォームカラーになったので、スタッフからは「使いやすい」という声があがっています。というのも、私達スタッフの中には訪問介護を担当している方もいて、訪問先に自転車で行くこともあります。住宅街を進む時にオレンジだと目立って仕方なかったんです。でも、ネイビーのユニフォームならばその心配もありません。そこは改善されてよかったなと思います。

柳下とのやりとりの中で、どのようなことが印象的でしたか?

井尻様 :

柳下さんはこちらの要望を聞くだけではなく、「こうしたらいかがでしょうか?」と、たくさんのアドバイスをしてくれました。こうした気配りができるのも、ユニフォームを専門で、たくさん扱っているダイイチさんだからこそできることだと思います。自分たちでは分からなかった改善点に気付けたことで、想像以上のユニフォームに仕上げられたと思います。

桑原様 :

ペン、ナースコール、PHSなど、私達が普段仕事で使う物はたくさんあります。ポケットがたくさん増えたことで物の持ち運びが便利になったし、ポケットのかたちを工夫していただいたので物の出し入れもスムーズに行えるようになりました。こういう“使いやすさ”をユニフォームにプラスしてくれたので、着用する側からしても「完成度の高いユニフォームだな」と感じます。

現場の落ち着きを表現したことで、リクルート効果も期待できる

介護をする人々に寄り添い、快適な労働環境実現のお手伝いができたことに、弊社としても誇りを感じます。

井尻様 :

デザイン、素材、カラーなど、こちらの要望を一つのユニフォームで表現してくれたことに、とても感謝しています。実は、ソラストはユニフォームをリニューアルするにあたり、関東・関西のブロックから現場の代表者に参加してもらい、ユニフォームに関するプロジェクトチームを発足しました。その後、それぞれのエリアにある現場で働いているスタッフの方に素材の確認をしてもらい、それから自社のポータルサイトでどのユニフォームにするか全社員による投票を行いました。コンペ形式で数社のデザイン候補の中から上位2案が圧倒的な得票数だったのですが、両方ともダイイチさんの案だったんです。決勝戦を行うことなく、ダイイチさんにお願いすることにしました。 実物が完成するまでの期間は約2年。本来であれば2018年にユニフォームのリニューアルをする予定でしたが、こちらの事情で発注時期が少し延びてしまって……。それでも柳下さんが根気強くお付き合いしてくれたおかげで、途中で挫折することなく完成させることができました。ダイイチさんでなかったら、ここまで満足のいくユニフォームは作れなかったと思います。

桑原様 :

介護サービスを利用されている方はもちろん、そのご家族からも「ステキなユニフォームね」と褒められることが多くあります。私が仕事のやりがいを感じるのは、たくさんの「ありがとう」を受け取った時。でも、楽しく働き続けるためには、快適にお仕事ができる環境だって必要です。その点、リニューアルしたユニフォームは動きやすいので作業がしやすく、働くことが苦になりません。これから本格的な夏に入りますが、通気性の良い素材を使っているので、訪問介護のために外出をしても体への負担が少ないようにも思いますね。

最後に、これからユニフォームを検討されている方へメッセージをお願いします。

井尻様 :

デザイン、素材、色など、ユニフォームをオリジナルで発注する場合、他にはない独自性が生まれます。世界に一つだけのユニフォームを作るわけですから、伝えることはきちんと伝えて、かたちにしていくことが大切だと思いますね。 「こんなことを伝えたら嫌がられるのでは?」「難しいことを、知らず知らずのうちにお願いしているのでは?」など、発注する側として不安に思うことがあるかもしれません。でも、ダイイチさんなら大丈夫。現に私達がたくさんの要望を伝えても、その希望を大前提で聞いてくれました。そんなおおらかさがある会社さんだからこそ、安心してお仕事をお任せできます。

桑原様 :

リニューアル後のユニフォームは、本部が私達の意見をしっかり聞いて、それをもとにダイイチさんがかたちにしてくれました。また、落ち着いたデザインになったことも良かったなと思います。これから介護の現場で働きたいと思う人にソラストの真面目な雰囲気が伝わるので、入社後のミスマッチを防ぐ“リクルート効果”もあると思っています。 私達の仕事は、人と人との触れ合いや、温かさがあってこそ成り立つもの。だからこそ、同じように人を大切にしているダイイチさんには、親近感を覚えました。優しさ溢れる会社さんだからこそ、どんな方ともフラットにやりとりができる……。それが、ダイイチさんならではの魅力だと思っています。