コラム

事務服を安く選ぶ方法はあるのか

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事務制服を支給するメリットはたくさんあります。

着用する方の目線で考えれば、「毎朝着るものに悩まなくていい」「被服費がかからない」「仕事のオンオフが切り替えられる」。企業の目線からすれば「企業イメージの統一」「帰属意識の向上」「平等感と連帯感が生まれる」などが事務服導入の代表的なメリットといえるでしょう。

 

こんなメリットのある事務服ですが、導入の一番のネックとなるのがやはり「価格」です。コストカットを理由に事務服を廃止する企業も多いですし、導入していない企業でも「価格が高いから」という理由が未導入の大きな理由となっています。そんな「高い」というイメージを持たれがちな事務服ですが購入の仕方やアイテムの選び方でコストの削減ができることをご存知でしょうか。今回はコストを安く抑える事務服の購入方法をご紹介します。

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1.購入アイテムを見直す
事務服と一口に言っても、様々なアイテムがあります。ジャケット ・ベスト ・ブラウス ・スカート ・パンツ ・キュロット ・スカーフ ・カーディガンなど、これらのアイテムの中には夏、冬と分けられているものも多くベストやブラウス、スカートは複数枚支給しなくてはいけないためそれがコストのかさむ一つの要因となっています。

 

そこでご紹介したいアイテムが「オーバーブラウス」です。これ以上アイテムを増やすのかと思われるかもしれませんが、これを夏ベストと半袖ブラウスの代わりに支給します。東日本大震災以降、全国的に普及し始めているオーバーブラウス。これがコストカットに一役買ってくれます。

 

夏場にベストとブラウスの2枚を着用していると蒸れて暑くなりがちですが、オーバーブラウスはそれ一枚で着用するため、非常に涼しいのが特徴です。素材も様々なものがありニット素材ですとストレッチがあるため着心地もよく、ノーアイロンで着用可能なイージーケアの商品が多いが魅力です。生地に抗菌、消臭、防汚などの加工を施したものは、汗をかきやすい夏の時期にぴったりです。家庭洗濯に対応しているものがほとんどなので、クリーニング代が安くすむのも嬉しいところです。価格的にも夏ベストと半袖ブラウスを支給するより、オーバーブラウスを1枚支給するほうが安いためとてもメリットの多いアイテムです。さらに購入の直接的なコストだけでなく、冷房の温度を1~2℃あげることができるため節電にも繋がります。

 

また、最近はオーバーブラウスだけでなく「オフィスポロシャツ」という商品も登場しています。ポロシャツでありながら、オフィスに映える華やかなデザインを有しており、社内の雰囲気を崩しません。清涼感や動きやすさはオーバーブラウスと同等でありながら、価格はオーバーブラウスよりも安いため注目を集めている商品です。

 

このようにアイテムを少し見直すだけで、コストが安くなるだけでなく、着用者の生産性を上げることまでできてしまうのです。2.高品質の商品を使う

コストを抑える方法を考えると、どうしても安い商品を買おうという考えに陥りがちですが、高品質の商品を長く使うという方法もあります。事務服の素材といえば、ポリエステルやレーヨン、ウール、ニットなどが主流ですが、最近ではコーデュラ繊維を使用した事務服が登場しています。コーデュラといってもピンと来ない方も多いと思いますが、そもそもコーデュラRとは、ナイロンの7倍もの強度を持つ耐久性に優れた繊維で、インビスタ社の登録商標。 高機能の衣服、用具、ワークウェアに使われる「丈夫な素材」。現在ではさらに耐久性が必要とされる衣服や用具から日常着にいたるまで様々な製品に使用されている。

 

出典:コーデュラ : CORDURA 意味・用語解説 ファッションプレス

 

Column61簡単に言うと、とても耐久性の高い生地ということです。コーデュラという単語は聞いたことはなくともこのマークは見たことがある方も多いのではないでしょうか。カバンなどでよくみかけると思います。

 

 普通のナイロン繊維の7倍の強度をもっており摩耗に強いコーデュラ繊維は事務服と相性が良く、着用しているうちに発生しやすいピリング(毛玉)や擦れによる表地の劣化が抑えられるため今まで2年に1度支給していたものが3~4年に一度支給するだけで十分になります。また、コーデュラ繊維は軽くて柔軟性もあるため長時間着用していてもストレスが少なく生産性の向上に一役買ってくれます。

 

初回の導入コストは普通の生地のものより高くなるかもしれませんが、長いスパンでランニングコストを見ると下がるいえるでしょう。

まとめ
一見するとコストのかかる事務服ですが、賢く購入することでその何倍ものメリットを生み出せます。しかし、安い買い物ではないことも事実です。安物買いの銭失いにならないよう、事務制服の導入、RNを検討される際はぜひユニフォームの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。