コラム

毎日同じ服で会社に行く「マイ制服」のメリットとは?

column67

column67

みなさんの職場では、制服を取り入れていますか?

それとも、従業員は私服で仕事をしていますか? 服装はモチベーションを上げるためのアイテムにもなりますし、自己表現の一つとしても捉えることもできますが、毎朝オフィスに何を着ていくかで悩んでしまう人も少なくないはずです。そんななか海外においては、「マイ制服」を取り入れる人が増えてきているようです。

「マイ制服」とは?

マイ制服とは、簡単に言うと着る服や組み合わせを自ら決めて「制服化」すること。つまり、仕事へ行くときは「白いシャツに黒いパンツ」といったように服装のパターンを決めてしまうのです。たとえば、美容メディア『Into the Gloss』の創設者であるエミリー・ワイズは、常にセーターにジーンズという組み合わせ。その他にも、様々な業界の方がマイ制服を取り入れていると言われています。

 

マイ制服を取り入れることで、出勤前に「今日はどんな服装で会社に行こうか・・・?」ということで悩むことがなくなります。また、シンプルで、ある程度フォーマルな服装をマイ制服にしておけば、急な来客や訪問が入った際にもしっかりと対応することができますね。

スティーブ・ジョブズは制服を着たかった!?

いつも同じ服の著名人と言えば、やはりAppleの創設者でもある「スティーブ・ジョブズ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ジョブズといえば黒いタートルネック、デニム、スニーカーの組み合わせが定番。新商品発表のプレゼンのときはもちろん、普段から同じ格好をしていたと言われており、そのスタイルはまさにジョブズの「マイ制服」だと言えるでしょう。

 

そんなスティーブ・ジョブズですが、実はAppleに制服を取り入れようと考えていたことをご存知でしょうか? きっかけになったのは、1980年代、ジョブズが訪日したときに目にしたある光景でした。ジョブズがSONYの厚木工場を訪れたときのこと。そこで働く作業員がみんな同じ作業着を着ていることを不思議に思ったジョブズは、SONYの創業者である盛田昭夫氏に「なぜみんな同じ服装なのか?」と質問しました。ジョブズの質問に対して盛田氏は、「制服は従業員と会社をつなぐアイテム。制服を着ることで、みんなSONYの一員だということを実感できるんだ」と答えたのです。

 

これに感銘を受けたジョブズはAppleでも制服を取り入れようと考えましたが、社内で猛反対を受けて断念しました。しかし、それでも何とか制服を取り入れたいという思いを持っていたジョブズが考えたのが、マイ制服だったのです。

日本にはやっぱり制服文化が合っている!?

ここまで読んでいただいた方のなかには、「マイ制服に共感できる」という方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、毎日同じような服を着ることで「周りの目が気になる・・・」という方も多く、マイ制服を導入するのは勇気が要るようです。そういった意味では、日本にはやはり制服文化が合っているのかもしれません。

 

そして日本には、会社が制服を用意することで喜ぶ従業員は意外と多いものです。毎朝のコーディネートに悩まなくていいだけではなく、みんなが同じ服装だから周囲の目を気にする必要もありません。そして何より、同じ会社の一員であるという仲間意識が育まれれば、会社としても喜ばしいことであり、大きなメリットとなるのです。