Case Study

インタビュー

バス運転手ユニフォーム【中日臨海バス株式会社様】ユニフォームは堅苦しい、そんなイメージを変える”遊び心”のあるデザイン

中日臨海バス株式会社様

中日臨海バス株式会社様は昭和21年に設立、昭和47年にバス事業を開始して以来、企業送迎(通勤バス)運行に特化して事業を展開されています。
長年培われた知識と経験をもとに、お客様はもちろん、従業員や近隣にお住まいの方が毎日心地よく過ごせるよう、事故やトラブルのない最適なルート、停留所、ダイヤの提案などに注力されています。
2023年、社長交代の際に企業ロゴマークを刷新され、それに伴いユニフォームもリニューアルされました。
今回は新ユニフォームに込めた想いを常務取締役の荻野様、京浜支店総務課 課長の増倉様にお話を伺いました。

新ロゴマークがユニフォーム刷新のきっかけ

従業員用ユニフォームを刷新することになった経緯をお聞かせください。

荻野様 :

社長交代の際に、先代社長(現相談役)が作成した経営理念を現社長がわかりやすく作り変え、従業員に浸透を図りました。
同じタイミングで企業のロゴマークも刷新、車両デザインや各種書類、ユニフォームのデザインも新しくすることになりました。
新しいロゴマークは丸みのある柔らかい印象のデザインです。
これは当社に関わる全ての人、企業との繋がり、コミュニケーションを大切にするという思いを具現化したものになっています。

堅苦しいイメージのあるユニフォームに遊び心を

新ユニフォームで特に意識した点、こだわったポイントはありますか?

荻野様 :

ユニフォームは従来、堅苦しいイメージがあるものです。
それ故リニューアルに着手した際には遊び心を取り入れたデザインにしたいと思いました。
例えば、会社のロゴマークをユニフォームに刺繍する際、型通りに入れるのではなく、斜めに入れるといったようなアイディアを取り入れました。
また、数ある商品の中から“ファイテン”のようなブランドを検討したのもそういった理由からです。(採用されたシャツは台衿芯部分にアクアチタンを含んだファイテンロゴ入りテープ付きで、心身をリラックスさせる効果があるとされています。)

実際に試着、洗濯後の乾きやすさも実証

新ユニフォームはどのような手順で検討されましたか?

増倉様 :

運転手が気持ちよく着られる着心地のよいもの。ストレッチがあって動きやすく、通気性や吸汗性に優れたもの。洗濯後すぐに乾くことなどの要望を伝え、サンプルを見せていただきました。
その中からこれといったものを選び、実際に試着、洗濯などして決めました。

荻野様 :

アイテムを決めたのち、ロゴマーク刺繍の検討をしました。
特にシャツの袖口に入れた刺繍は、位置や角度を何度も確認し、バランスの良い位置に入れることができました。
また、印象的なブルーのロゴマークも刺繍で入れたいと考え、グラデーションを表現するには高い技術が必要とのことで手間をおかけしましたが、違和感のない仕上がりで満足しています。

従業員の声は聞き過ぎないことも重要

選考過程でご苦労されたことはありましたか?

荻野様 :

今回は総務が中心となって選考しましたが、それには従業員の声を聞き過ぎないようにという考えからでした。
実は以前、防寒用のジャンパーを採用した際に皆の意見を聞き過ぎて中々決定できなかったという経験がありました。
皆、それぞれ意見を持っており、それをひとつひとつ聞くと決定できなくなってしまいます。
それ故今回は総務が責任を持って決めることにしました。
また、約2,000着の商品が必要だったため、(商品)調達が簡単にはいきませんでした。特に特注サイズ分の納品には想定よりも時間がかかりました。

新品のユニフォームは気持ちが良いもの

新ユニフォームの気に入っている点、周りからの反応などいかがでしょうか。

増倉様 :

やはり新品は気持ちがいいですね。
特に“ファイテン”のシャツはストレッチが効いており、着心地が良いと評判です。
ネットに入れずに洗濯しても型崩れしにくく、洗濯後もすぐに乾くので不満の声はありません。
ノーアイロンで着用できるところも手間が省けているようで高評価です。

荻野様 :

今後は冬のYシャツも“ファイテン”に統一する事を決め、ノーネクタイを実施することにしました。
ネクタイの消耗が早いという声もあり、これを機にネクタイの廃止を決定しました。

商品の継続的な調達ができることが決め手

ダイイチを選んでいただいた理由をお聞かせください。

荻野様 :

従業員数が多く、毎月のように追加注文をする必要があるため、在庫を確保していただける安心感が決め手です。
ダイイチさんとは長年のお付き合いですが、過去に他の業者さんに依頼したことがありました。
しかし、取扱商品のラインナップややりとりなど総合的に判断し、ダイイチさんに再度お願いすることにしました。
こちらの要望を率直にお伝えすることができ、それに応えていただけるので安心してお付き合いできます。

従業員の定着率No.1を目指して

今後リニューアルを考えていらっしゃる方にアドバイスをお願いします。

荻野様 :

当社は従業員の定着率業界No.1を目指しており、そのために待遇改善、健康管理を徹底して行っています。
健康手当や仮眠室の設置など従業員の満足度を上げていくことが定着率の向上につながり、その一つを担っているのがユニフォームだと思います。
従業員が気持ちよく着られるユニフォームを採用することはもちろん、デザインには遊び心を取り入れることも必要だと思います。
新しいユニフォームは家族にも好評だと聞き、嬉しく思います。

増倉様 :

ユニフォームは長い期間貸与できることも大事です。
管理する立場として、新入社員にも常に同じ商品を着てもらいたいですから、継続的に在庫を確保していただけること、毎月の入社にスピーディに対応していただける企業とお付き合いすることをおすすめします。

従業員の皆様の働きやすい環境をユニフォームでサポート

今回のリニューアルを振り返って

ダイイチ担当者 :

日々のやりとりの中で、従業員が働きやすいようにと思う気持ちがこちらにも伝わってきますので、出来る限り対応させていただきました。
長年お付き合いいただいていることもあり、忌憚ないご意見、ご指摘をいただくこともあります。
勉強させていただき感謝しております。

中日臨海バス株式会社様