Case Study
【株式会社ギオン様】創業者の想いを纏う新ユニフォーム 会社のアイデンティティを未来へつなぐ装い
ギオン様
創業以来、「物を運び、人々の生活を豊かにする」ことに真摯に取り組んできたギオングループ。運んでいるのは、単なる「物」だけではありません。生産者・販売者・消費者それぞれが抱く夢や想いをつなぎ、地域の暮らしを支える役割を担っています。
こうした使命をこれからも果たしていくため、同社では従業員の働き方改革や若手社員の採用に積極的に取り組んでいます。その中で、従業員が身に纏うユニフォームの役割はますます大きくなっています。
管理本部長の須藤様は、ユニフォームを「会社のアイデンティティを体現する存在」と捉え、時代に合わせて進化させたいという想いを長年抱いてこられました。今回は、新オリジナルユニフォームに込めたその想いについてお話を伺いました。
20年間のマイナーチェンジから脱出
ユニフォームをリニューアルすることになった経緯をお聞かせください。
須藤様 :
社名が株式会社ギオンとなってから、ユニフォームのデザインは約20年、大きく変わっていませんでした。ユニフォームを刷新することには、利点と課題の両方があります。旧ユニフォームは社内外で広く認知されており、気に入って着用していた従業員もいました。そのため、イメージが変わることへの不安の声があったのも事実です。
しかし、若手採用を促進していくうえで、今の時代に合ったユニフォームを採用することは非常に重要だと考えていました。
ダイイチさんからは追加生産のタイミングでデザインや機能性のマイナーチェンジのご提案をいただきましたが、段々と部分的な変更では限界があると感じるようになりました。
これからの“ギオン”にふさわしいデザイン
新しいユニフォームの具体的なイメージはありましたか? 特に意識した点や、こだわったポイントはありましたか?
須藤様 :
当時のユニフォームはコーポレートカラーを基調とした鮮やかなブルーで、いかにも物流会社らしいデザインでした。しかし、これからのギオンを担っていく若い世代の感性に合うか、「着たい」と思えるユニフォームかどうかを考えると、少し違うのではないかと感じていました。
また、旧ユニフォームはゆったりしたシルエットで、着こなしが難しいという課題もありました。体形や着方によってはだらしなく見えてしまうケースも少なくありませんでした。
そこで、まずはシルエットを見直し、よりスタイリッシュな印象へと進化させることを重視しました。そして、これまでの“ギオンらしさ”にとらわれすぎず、新しいギオンを象徴するデザインを取り入れたいと考えていました。
企画の過程もすべて共有
新ユニフォームはどのような手順で検討しましたか?
ダイイチ担当 :
旧ユニフォームとはまったく異なる方向性を目指すため、今回はストリート系カジュアルウェアのデザインも得意とするデザイナーを起用しました。さらに、デザイン画が完成する前段階のイメージも積極的に共有し、ラフ画やパーツのサンプルを見ていただきながら、イメージをすり合わせていきました。
“どんなユニフォームができあがるのだろう”というワクワク感を持っていただくことを大切にし、3タイプのサンプルを作成しました。その中から方向性を選んでいただき、細かな点を修正しながら最終デザインを決定しました。
須藤様 :
創業者である会長が岡山出身ということもあり、デニム調素材を取り入れていただいた点が良かったと思います。MA-1風のデザインも他社にはない独自性があり、新しいギオンを象徴する形になったと感じています。
これまでとイメージが大きく変わるユニフォームでしたが、検討の過程を楽しみながら進めることができました。すべての拠点のユニフォームが、ある日を境に一斉に新しくなるということもあり、完成を心待ちにしていました。
デニム調素材にたどり着くまで
特に苦労されたことはありましたか。
ダイイチ担当 :
旧ユニフォームの追加生産のタイミングで何度か新しいユニフォームをご提案してきましたが、なかなか採用には至りませんでした。それまでと同じく、コーポレートカラーを基にしたデザインを中心に考えていたため、“これからのギオン”を象徴する新しさが十分に表現できていなかったのだと思います。
そこで、企業理念、創業者の考え方、会社のルーツなど、あらゆる角度から改めてギオンらしさを探り直しました。そのプロセスの中で浮かび上がってきたのが「デニム」という素材です。この素材にたどり着くまでの試行錯誤こそが、今回、最も苦労した点でした。
須藤様 :
私自身、ユニフォームは会社のアイデンティティを体現する存在だと捉えています。そのため、会長の出身地である岡山を象徴するデニムは、今回のリニューアルにふさわしいテーマ素材だと感じました。岡山には現在も事業所があり、当社にとって大切な場所です。
デニム素材を採用することで、会社の考え方を表現できるだけでなく、自分たちの“色”を持つことができます。だからこそ今回の変更には大きな意味があると感じました。
若手社員に好評、一方で課題も浮き彫りに
新ユニフォームの着用を開始されてから、周囲の反応はいかがですか?
須藤様 :
全員が良いと感じるわけではないだろうと想定していましたが、若い世代を中心に「スタイリッシュになった」という肯定的な声が多く寄せられました。そういった声を聞くと、新しいユニフォームにして良かったと感じます。
須藤様 :
一方で、着用開始から約4年が経過し、機能面での改善点がはっきりしてきました。デザイン性は問題ありませんが、肩まわりのゆとりや着丈など、動きやすさに関わる部分はマイナーチェンジを検討したいと考えています。
柔軟性のある対応ができる良きパートナー
ダイイチを選んでいただいた理由をお聞かせください。
須藤様 :
旧ユニフォームの頃から、ダイイチさんとは20年以上のお付き合いになります。マイナーチェンジを含む細かな要望にも柔軟に対応していただき、心強いパートナーとして長年支えていただきました。
現在、私はユニフォームの担当から離れていますが、これまでの実績と対応力から、安心してお任せできています。
時代に合わせたマイナーチェンジ
今後リニューアルを考えていらっしゃる方にアドバイスをお願いします。
須藤様 :
ユニフォームはまず“形”が重要です。そして、働くうえでの動きやすさも欠かせません。この基本的な考え方は、どの時代になっても変わらないと思っています。そのうえで、時代の流れや従業員の働き方に合わせて、ユニフォームも柔軟に変えていく必要があります。会社の考え方や価値観に沿って進化させていくことも大切です。
物流会社の場合は、機能性だけでなく見た目の印象も非常に重要です。常にお客様から見られている仕事だからこそ、時代に合ったユニフォームを選ぶことが求められます。
また、ユニフォームは一度作ったら終わりではありません。スポーツチームのユニフォームのように、デザインそのものを大きく変えるのではなく、マイナーチェンジを重ねることで、ブランドイメージの定着と機能性の向上を両立できると考えています。
お客様の創業理念、アイデンティティが鍵
今回のリニューアルを振り返って
ダイイチ担当者 :
今回のリニューアルは、時間をかけてじっくり取り組んだプロジェクトでした。ギオン様は長いお付き合いのある、思い入れの深いお客様です。ユニフォームは単に見た目のデザインを変えるだけではなく、企業の考え方や社員の皆様の働き方の変化を丁寧に捉える必要があります。
創業理念や企業として大切にしてきたアイデンティティを理解し、「変えるべきもの」と「変えてはいけないもの」を見極めること。そこを大切にしながら進めたリニューアルだったと感じています。
株式会社ギオン様のコーポレートサイト
