清掃のユニフォームは「裏方なのに、見られている」|採用と印象を変える選び方

「清掃の作業着なんて、汚れが目立たなければそれでいい」

そんな風に考えていないでしょうか。しかし実際には、人手不足が深刻な清掃業界では、ユニフォームが「採用」「定着」「会社の信頼」を左右する時代になっています。

清掃は「裏方の仕事」と思われがちですが、実際には、オフィスの利用者、商業施設のお客様、ホテルの宿泊客など、多くの人の目に触れています。裏方なのに、見られている。これが清掃業ならではの特徴です。

この記事では、清掃会社でユニフォームの導入やリニューアルを検討している担当者の方に向けて、業界データにもとづいた選び方、失敗しないためのポイント、制服導入の進め方までをまとめて解説します。

結論

  • 清掃業(ビルメンテナンス業)は市場が安定的に伸びる一方、人手不足と高齢化が深刻。採用と定着が経営の最重要課題になっている
  • 清掃のユニフォームは「汚れ隠し」ではなく、採用・信頼・働きやすさ・衛生を同時に支える経営ツール
  • 清掃業は働き手の約7割が女性。だからこそ女性が快適に働けるユニフォーム設計が、他業種以上に重要
  • 選び方は、①動きやすさ ②汚れの目立ちにくさ ③帯電防止・安全 ④季節対応 ⑤女性・多様なサイズ ⑥収納力 ⑦洗濯耐久性 の7点で見る
  • ダイイチは創業70年以上・導入実績1万社超。企画・縫製・品質管理・商品センターの4部門ワンストップ体制で、清掃業の課題に合わせた提案ができる

1. なぜ今、清掃会社がユニフォームを見直しているのか

数年前まで、清掃業のユニフォームは「安くて」「汚れが目立たない」ことが重視されていました。誰がどこの会社のスタッフか、見た目では区別がつかない…そんな現場も珍しくありませんでした。

しかし今、状況は変わりつつあります。清掃業界は深刻な人手不足に直面し、働き手の高齢化も進んでいます。限られた人材を確保し、長く働いてもらうために、ユニフォームの着心地や見た目が改めて注目されているのです。

しかも清掃には、他の仕事にない独特の事情があります。「裏方」と呼ばれながら、実は誰よりも人目に触れているのです。オフィスビルで働く人、商業施設を訪れるお客様、ホテルの宿泊客…清掃スタッフの姿は、その施設を利用するあらゆる人の視界に、毎日入っています。だからこそ、清潔感のある整ったユニフォームは施設全体の印象を静かに底上げし、清掃を発注しているビルオーナーやテナントからの信頼にもつながります。逆に、くたびれた作業着は「この施設の管理は大丈夫だろうか」という不安を与えかねません。

つまり、清掃業のユニフォームの見直しは、単なる備品の買い替えではなく、「採用」と「信頼」を左右する投資になりつつあるのです。まずは、清掃業界が置かれている現実をデータで見てみましょう。

2. データで見る清掃業の「今」 - 人手不足・高齢化・女性7割

市場は安定して伸びている

清掃業を含むビルメンテナンス業の市場規模は、2021年の約4.56兆円から2022年は約4.63兆円へと、わずかながら拡大しています(出典:公益社団法人全国ビルメンテナンス協会「ビルメンテナンス情報年鑑2024」)。ビルや施設がある限り清掃の需要はなくならないため、景気に左右されにくい安定した業界と言えます。

つまり、仕事は十分にある。問題は「それを担う人」をどう確保するかです。

人が集まらない - 最大の悩みは人手不足

全国ビルメンテナンス協会の調査では、ビルメンテナンス業の悩みごとの第1位は「現場従業員が集まりにくい」で、実に90.4%にのぼります。第2位も「現場従業員の若返りが図りにくい」で74.7%と、人材確保と高齢化に関する悩みが上位を占めています(出典:全国ビルメンテナンス協会「ビルメンテナンス情報年鑑2024」)。

別の調査でも、ビルメンテナンス事業者の92%が現場従業員の人手不足を感じていると回答しています(出典:ザイマックス不動産総合研究所「ビルメンテナンス業の人手不足に関する実態調査」2024年6月)。人手不足は、もはや業界全体の共通課題です。

働き手の高齢化も進んでいる

清掃の現場では高齢化も顕著です。一般清掃業務に従事する人のうち、最も多い年齢層は60歳以上で、全体の約46.7%とほぼ半数を占めています(出典:公益社団法人全国ビルメンテナンス協会「ビルメンテナンス情報年鑑」実態調査)。ベテランに支えられている一方で、若い世代や新しい人材をどう迎え入れるかが課題になっています。

清掃業の大きな特徴 - 働き手の約7割が女性

清掃業には、他の多くの現場仕事と決定的に違う特徴があります。それは、女性が主役だということです。一般清掃業務に従事する人の男女比は、男性が28.4%、女性が71.6%。実に約7割を女性が占めています(出典:公益社団法人全国ビルメンテナンス協会 実態調査)。

この事実は、ユニフォーム選びに直結します。男性向けに作られた作業着を女性が我慢して着るのではなく、女性が快適に、気持ちよく働けるユニフォームを用意できるかどうかが、採用と定着を大きく左右するのです。

これらのデータが示すのは、「仕事はあるが、人が足りない」という清掃業界の現実です。そしてこの課題に、ユニフォームとはとても重要なのです。

3. ユニフォームが清掃業の経営にとって大切な4つの理由

「ユニフォームで採用や定着が変わるの?」と思うかもしれません。清掃業においてユニフォームには、次の4つの役割があります。

① 採用力を高める

働き手を探している求職者は、応募前に会社をネットで調べます。そのとき目に入るのが、求人サイトやSNSのユニフォーム姿です。清潔感があり「ここで働いてみたい」と感じてもらえるユニフォームは、応募の後押しになります。特に女性が多い清掃業では、女性が「これなら着たい」と思えるデザインとサイズ展開が、採用力に直結します。

② 会社の信頼とブランドをつくる

清掃は「見られる裏方」です。ビルの利用者や施設のお客様は、清掃スタッフの姿を通じて、その施設や運営会社の印象を無意識に判断しています。社名やロゴで統一された清潔感のあるユニフォームは、「きちんと管理された施設だ」という信頼を生み、清掃を発注しているオーナーやテナントからの評価にもつながります。ユニフォームは、いわば「清掃品質の見える化」でもあるのです。

③ 働きやすさが定着を支える

清掃の仕事は、かがむ、伸びる、拭く、運ぶといった動作の連続です。動きにくいユニフォームは、毎日の負担となり、不満やケガのもとになります。逆に、動きやすく着心地のよいユニフォームは日々のストレスを減らし、「長く働き続けたい」という気持ちを支えます。人手不足の時代、今いる人に長く働いてもらうことは、採用と同じくらい重要です。

④ 衛生と安全を守る

清掃業は、衛生を扱う仕事です。汚れが目立ちにくく、洗濯を繰り返しても清潔さを保てる素材は、スタッフ自身の衛生管理にも、施設の印象にも関わります。また、設備の点検などで静電気が起きやすい現場では、帯電防止機能のあるユニフォームが安全を守ります。

4. 清掃業のユニフォームを選ぶ7つのチェックポイント

ここからは実践編です。清掃業のユニフォームを選ぶとき、何を確認すればよいのか。清掃現場ならではの条件をふまえた7つのポイントを紹介します。

① 動きやすさ

清掃は全身を使う仕事です。腕を上げて高いところを拭く、しゃがんで床を磨く、重い用具を運ぶ…こうした動作を妨げないよう、伸縮するストレッチ素材や、腕や肩が動かしやすい立体的な裁断のものを選びましょう。動きやすさは、作業効率と安全に直結します。

② 汚れの目立ちにくさ・清潔感

清掃業では、汚れが目立ちにくい色や素材が好まれます。同時に、清掃スタッフ自身が清潔感を保てることも大切です。汚れがつきにくい防汚加工や、洗濯で落ちやすい素材を選ぶと、いつでもきれいな見た目を維持しやすくなります。

③ 帯電防止・安全機能

ビル清掃や設備周りの作業では、静電気が起きやすくなります。バチッとくる不快な静電気を防ぐ帯電防止機能は、清掃業のユニフォームでよく求められる機能のひとつです。現場によっては、夜間や地下での作業に備えた反射材付きのものが選ばれることもあります。

④ 季節対応(春夏用・秋冬用)

清掃は一年を通じて行う仕事です。夏は汗を吸ってすばやく乾く春夏用、冬は暖かく動きやすい秋冬用と、季節に応じて着分けられるよう、シリーズで揃えられるかを確認しましょう。上下や重ね着で調整できると、快適さが保てます。

⑤ 女性・多様なサイズへの対応

前述の通り、清掃業の働き手は約7割が女性です。女性がきれいに、動きやすく着られるレディースサイズの展開や、体型に合わせた設計は、他業種以上に重要です。加えて、幅広い年齢層・体格の人が働くため、豊富なサイズ展開があるかも確認しておきましょう。男女それぞれに合ったサイズが選べることが、着心地と安全につながります。

⑥ 収納力

清掃スタッフは、洗剤ボトル、クロス、ブラシ、鍵、スマートフォンなど、こまごまとした道具を持って動きます。ポケットの数や位置、ウエストポーチとの相性など、道具をどう身につけて動くかを想定した収納設計は、作業効率を大きく左右します。

⑦ 洗濯耐久性・衛生管理のしやすさ

清掃のユニフォームは、頻繁に洗濯します。洗濯を繰り返しても型崩れしにくい形態安定素材や、乾きやすい素材を選ぶと、長く清潔に使えます。「買って終わり」ではなく、洗って、乾かして、また着るという毎日の運用まで考えて選ぶことが、結果的にコストと手間を減らします。

5. 「いつ変える?」清掃業ユニフォームのリニューアル最適タイミング

「変えたい気持ちはあるけれど、きっかけがなくて」という担当者は少なくありません。次のようなタイミングは、社内の合意も得やすく、効果も出やすい絶好の機会です。

会社の節目

創業周年、社長交代、新体制のスタートは、ユニフォーム刷新の好機です。「新しく生まれ変わる」というメッセージを、社内外に伝えられます。

採用を強化する前

求人を本格化させる数ヶ月前がおすすめです。新しいユニフォームの写真を求人に使えれば、掲載初日から採用効果が期待できます。女性が多い清掃業では、女性が魅力を感じるユニフォームが特に効果的です。

契約拡大・新規物件の受注

管理する物件が増えたり、大型物件を受注したりして人員を増やすタイミングは、ユニフォームを整える好機です。新しく入る人に、初日から会社のブランドイメージに即した統一感のある一着を渡せる体制が理想です。

今のユニフォームが劣化してきたら

色あせ、汚れの染みつき、サイズの廃番、在庫切れが目立ってきたら、部分的な補充ではなく全面リニューアルを検討する時期です。バラバラの制服が混在すると、統一感が失われ、会社の印象まで下がってしまいます。

人手不足が続く今、ユニフォームの刷新は「採用で選ばれる会社になるための先手」でもあります。

6. なぜ清掃会社がダイイチを選ぶのか - 4つの強み

ユニフォームの相談先はたくさんありますが、清掃業の現場を理解し、機能・デザイン・衛生・運用をまとめて設計できる会社は多くありません。ここでは、株式会社ダイイチが選ばれる理由を紹介します。

① 創業70年以上・導入実績1万社超

ダイイチは長年、企業のユニフォームを専門に手がけてきた会社です。1万社を超える導入実績があるということは、それだけ多くの現場の課題を見てきたということ。清掃業に特有の事情(女性が多い、幅広い年齢層が働く、衛生や汚れへの配慮が要る等)を理解した上で提案できる背景があります。

② 企画・縫製・品質管理・商品センターの4部門ワンストップ体制

ダイイチの大きな特徴が、企画室・縫製室・品質管理・商品センターという4つの部門を社内に持っていることです。デザインの提案から、縫製・仕上げ、品質チェック、在庫管理・発送までを一貫して自社で行います。窓口が分かれていないため、相談から納品後の運用まで話が早く、品質にも一貫して責任を持てます。特に商品センターが在庫と出荷を管理しているため、スタッフの増員による追加注文にもスムーズに対応できます。人の入れ替わりが多い清掃業には、この体制が大きな安心につながります。

③ 社内デザイナー・パタンナーによる提案型営業

多くのユニフォーム会社は「カタログから選んでください」というスタイルです。しかしダイイチは、社内にデザイナーとパタンナーが在籍し、要望を聞いた上でゼロからデザインを描き起こせます。「女性スタッフが気持ちよく着られるものにしたい」「施設の雰囲気に合わせたい」といった要望にも、完成イメージを見ながら相談できます。

④ 女性活躍推進・SDGsへの対応

ダイイチは、女性の活躍を後押しするユニフォームづくりや、環境に配慮した製品、不要になったユニフォームの適正なリサイクルにも取り組んでいます。働き手の約7割が女性という清掃業にとって、女性が誇りを持って働けるユニフォームを一緒に考えられることは、大きな価値になります。

7. ユニフォーム導入・リニューアルの進め方3ステップ

「変えたいけれど、何から始めればいいのか分からない」という方のために、進め方を3ステップにまとめました。

ステップ① 現状の棚卸し

まず、今のユニフォームの何が問題かを整理しましょう。次のチェックリストが役立ちます。

  • 現在のユニフォームを導入してから5年以上たっている
  • デザインが古く、求人写真に使いにくい
  • 女性スタッフが男性用サイズを我慢して着ている
  • 世代の違う制服が混在してバラバラな印象になっている
  • 汚れが染みついて清潔感が保てていない
  • 帯電防止など必要な機能が足りていない
  • サイズ在庫が偏っていて、新しい人にすぐ支給できない

3つ以上当てはまれば、リニューアルを検討する十分な理由があります。

ステップ② 優先課題を決める

ユニフォームに求めるものは会社によって違います。何を一番重視するかを社内で決めておくと、相談がスムーズになります。

  • 採用を強化したい → デザイン性・写真映え・女性向けの魅力
  • 信頼感を高めたい → 統一感・清潔感・ブランド表現
  • 働きやすさを上げたい → 動きやすさ・軽さ・収納
  • 運用を楽にしたい → 洗濯耐久性・在庫管理・サイズ展開

ステップ③ 提案型の相談を使う

カタログを渡されて選ぶだけの相談では、清掃業の現場に本当に合うユニフォームは見つけにくいものです。現場の条件・予算・人員構成・課題をヒアリングした上で、御社に合った選択肢を提案してくれる相談窓口を選びましょう。「まず話を聞いてみる」だけでも、自社では気づかなかった課題が見えてきます。

8. まとめ|清掃業のユニフォームは「採用と信頼」への投資

清掃業界は、市場が安定して伸びる一方で、人手不足と高齢化という大きな課題を抱えています。この中で会社を続けていくカギは、「今いる人に長く働いてもらうこと」と「新しい人に選んでもらうこと」です。

ユニフォームは、この2つに効果的です。清潔感のある統一されたユニフォームは採用の第一印象と施設の信頼を高め、動きやすく着心地のよいユニフォームは日々の満足度と定着を支えます。そして働き手の約7割が女性という清掃業では、女性が気持ちよく働けるユニフォームこそが、他業種以上に大きな意味を持ちます。

大切なのは、「汚れが目立たないから」「安いから」で選ぶのではなく、清掃業の現場に合わせて、機能・デザイン・衛生・運用をまとめて設計すること。そのためには、カタログから選ぶだけでなく、課題から一緒に考えてくれるパートナーを選ぶことが近道です。

裏方でありながら、多くの人に見られている清掃の仕事。そのユニフォームを見直したいと思ったとき、その相談相手として、ダイイチを思い出していただけたら幸いです。

9. 資料ダウンロードのご案内

ダイイチでは、清掃業のユニフォーム担当者に向けた資料を無料でご用意しています。

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