コラム

運送業のユニフォーム選定で外せないポイントとは?

はじめに

少子高齢化やコロナ禍によるリモートワークの増加も影響し、運送業(運輸、倉庫)の需要は増えています。
慢性的な人手不足に陥り、多忙なドライバーや倉庫作業者も動きやすいユニフォームが求められます。
お客様との信頼関係にもつながるので、運送業のユニフォームはカラーやデザインにも気を配る必要があるものです。
そこで、運送業のユニフォームの選定で外せないポイントを解説していきます。

運送業のユニフォーム選定で抑えるべきポイント

運送業では荷物を管理・仕分けする倉庫作業と顧客へ届ける配送・運搬作業、事務作業が主にあります。
その中でもコア業務となるのが倉庫での仕分けや検品、トラックでの配送・運輸作業です。
それぞれ体を動かすのは同じですが、屋内と屋外作業で大きく異なる部分もあります。
倉庫や運搬におけるユニフォーム選定で抑えるべきポイントをみていきましょう。

屋内作業がメインの倉庫スタッフ

・機能性
屋内作業がメインとなる倉庫作業では、常に動いていることから体にフィットした機能性の高い素材が好まれます。
肩口や袖周り、伸縮性があって膝にもストレッチ性のあるのがベストです。
重いものを運ぶ場合もあれば、高い位置にある商品を持ち上げることもあるでしょう。
また、上を見上げることが多い場合は襟口にも違和感がなくて首回りが楽なタイプも動きやすいといえます。
このようにあらゆる角度から動く機会が多い倉庫作業では、機能性に優れたユニフォームは作業性も向上していきます。

・保温・透湿効果
屋内作業は倉庫内のエアコンが効きやすいこともありますが、事業所によって作業環境は異なります。
特に食品関連の倉庫では冷蔵・冷凍庫内で作業する場合が多くなり、ユニフォーム(作業着)にも保温効果が高い素材が好まれます。
寒い環境下でも動いていれば体感的に暑くなってくるものですので、汗を素早く吸収して透湿にも優れた効果があると作業者も快適に仕事ができます。

運搬作業がメインのドライバー

運搬作業がメインのドライバーは、普段はトラックの配送と荷物を積み下ろす作業があります。
運搬作業におけるユニフォームの選定ポイントをみていきましょう。

・固定の姿勢でも疲れない、ゆったりしながら機能性も高い素材
運搬作業も倉庫と同じく動きやすい機能性は大切です。
ただ、倉庫作業と違うのは運転を続ける点といえます。
運転中は座ったままの固定された姿勢が続くので、フィットし過ぎるよりも少しゆったりとしたデザインだと疲れづらくなります。
太ももや脇あたりにゆとりがないと筋肉を圧迫することになるので、血流も悪くなって集中力も低下してしまいます。
しかし、ゆったりし過ぎると荷物の積み下ろしや配達といった作業で動きづらくなってしまいがちです。
座ったままの姿勢で疲れず、トラックから降りても動きやすいという両面を併せ持った機能性の高い素材がポイントとなるでしょう。

・視認性など安全面の配慮
ドライバーのユニフォームを選定する上で欠かせないのが、安全面に配慮したデザイン性です。
ドライバーは夜間の駐車場や路肩でも作業する場合が多くあり、視認性の高い反射材を使用するなど、作業着にも工夫が必要です。
また、小物を入れるポケットも落ちにくい構造は大事なポイントです。
万が一にも運転時に落ちたボールペンを拾おうとすれば、わき見運転で思わぬ事故につながる可能性があります。
このように安全面に配慮したデザイン性のあるユニフォームは、ドライバーの運搬作業には必要といえるでしょう。

・企業イメージを高める清潔感
運搬作業は人と接する機会が多い仕事です。
宅配ドライバーは個人と対面しますし、飲食店などに納品するドライバーも街中でよく見かけるものです。
対企業だけでなく、対個人としても清潔感のある服装は企業イメージを高めるものとして認識されがちです。
好印象を与えやすいブルーや紺のカラー、汚れにくくて洗濯しても型落ちしないデザイン性など、ドライバーのユニフォーム一つで印象が大きく変わります。
特にSNSで拡散されやすいので、汚れが目立ちやすいのは極力避けたほうが無難といえるでしょう。

・防寒や暑さ対策
運搬のドライバーは基本的に屋外で作業します。
一部の大型商業施設などは地下駐車場など屋内に入って作業することもあります。
それでも多くのドライバーは、夏は暑くて冬は寒い時期に屋外で作業することも多いものです。
寒くても保温効果のある防寒タイプ、暑くても涼しい冷感素材など、ドライバーの労働環境を少しでも労わる効果が見られます。

オーロラリフレクター反射で視認性をUPした導入事例(富士運輸株式会社様)
https://www.un-daiichi.co.jp/casestudy/2466/

オリジナルデザインはドライバーの責任感が生まれる

運送業のユニフォームでは、配送トラックや企業ロゴなどのカラーとマッチさせることで、ドライバーにも企業の顔として働く責任感が生まれます。
オリジナルデザインのユニフォームは、人から見られることを認識することになるので、ドライバーの意識改革にもつながります。
また、運送業では運輸・倉庫に関わらず、現場で体を動かす人がメイン作業となるものです。
カラーやロゴは統一しておき、事務や倉庫、ドライバーなどの作業環境ごとに素材を変えていくことも考えていくべきといえます。
そのためにも、運送業ではオリジナルデザインのユニフォームを活用する事も選択肢の一つでしょう。

意識向上を目的としたユニフォームの導入事例(有限会社あおい運輸様)
https://www.un-daiichi.co.jp/casestudy/1830/

まとめ

ここでは運送業におけるユニフォームを選定するポイントを解説してきました。
屋内がメインとなる倉庫作業や屋外がメインとなる運搬作業のポイントは下記になります。

・機能性
・保温・透湿効果
・固定の姿勢でも疲れない、ゆったりしながら機能性も高い素材
・視認性など安全面に配慮
・企業イメージを高める清潔感
・防寒や暑さ対策

これらポイントを踏まえ、オリジナルデザインのユニフォーム(作業着)を採用することで、人から見られている意識が備わり、責任感などの意識改革につながることでしょう。

【参考商品】
ストレッチ作業着
https://www.e-uniform.jp/view/item/000000001571

ファン付きウェア
https://www.e-uniform.jp/view/category/ef-wear