コラム

配送業のユニフォームは「1日100回見られている」|採用に強いユニフォームの選び方

「配送業の作業着なんて、汚れが目立たなければそれでいい」

そんな風に考えていないでしょうか。

人手不足が深刻化する配送業界では、ユニフォームが「採用」「定着」「会社の信頼」を左右する時代になっています。

この記事では、配送会社でユニフォームの導入やリニューアルを検討している担当者の方に向けて、業界データにもとづいた選び方、失敗しないためのポイント、そして導入の進め方までをまとめて解説します。

結論


  • 配送業界は宅配便取扱個数が10年連続で過去最多を更新する一方、ドライバーの高齢化と人手不足が深刻。採用と定着が経営の最重要課題になっている

  • ユニフォームは「汚れ隠し」ではなく、採用・ブランド・安全・定着を同時に支える経営ツール

  • 配送業の選び方は、①動きやすさ ②寒暖差対応 ③安全性 ④耐久性 ⑤収納力 ⑥女性・多様なサイズ ⑦コストと管理性 の7点で見る

  • ユニフォーム選びで失敗しないコツは「カタログから選ぶ」のではなく「現場の課題から設計する」こと

  • ダイイチでは創業70年余・導入実績1万社以上。社内に企画・縫製・品質管理・物流の4部門を持つワンストップ体制で、配送業の課題に合わせた提案ができる



1. なぜ今、配送会社がユニフォームを見直しているのか

若い人や女性に「この会社で働きたい」と思ってもらえるか

数年前まで、配送業のユニフォームは「安くて」「汚れが目立たない」ことが重視されていました。

「トラックを降りると、どこの会社のドライバーか見分けがつかない」

そんな光景も珍しくありませんでした。

しかし今、状況は大きく変わっています。ネット通販の普及で荷物の量は増え続ける一方、それを運ぶドライバーは足りていません。人材の奪い合いが起きている今、若い人や女性に「この会社で働きたい」と思ってもらうために、ユニフォームの見た目や着心地が改めて注目されているのです。

求人サイトに載せる写真取引先や個人宅で荷物を受け取るお客様の目に映る姿

配送業のユニフォームは、思っている以上に見られています。だからこそ、ユニフォームの見直しは単なる備品の買い替えではなく、会社の未来を左右する投資になりつつあります。

まずは、配送業界が置かれている現実をデータで確認してみましょう。

2. データで見る配送業の「今」- 2024年問題・人手不足・高齢化

荷物は増え続けている

2024年度(令和6年度)の宅配便取扱個数は、50億3147万個に達しました。これは10年連続で過去最多を更新した数字です(出典:国土交通省「令和6年度 宅配便・メール便取扱実績について」2025年8月発表)。ネット通販の拡大とともに、配送の需要は年々ふくらんでいます。

運ぶ人は足りず、高齢化している

需要が増える一方で、それを支えるドライバーは不足し、しかも高齢化が進んでいます。全日本トラック協会の資料によると、令和5年時点でトラック運送事業の就業者のうち、50歳以上が49.7%を占めています。一方、40歳未満の若い就業者は24.9%にとどまっています(出典:全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業 現状と課題2024」)。

つまり、働く人のおよそ半分が50歳以上。今後10年で多くのベテランが引退を迎える中、若い世代をどれだけ採用・定着させられるかが、会社の存続そのものに関わってきます。

2024年問題が追い打ちをかける

2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働に年960時間の上限規制が適用されました。これがいわゆる「2024年問題」です。長時間労働の是正が期待される一方、1人あたりの働ける時間が減るため、輸送力の不足がさらに深刻になると懸念されています(出典:全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業 現状と課題2024」)。

限られた人数で仕事を回すには、今いる人に長く働いてもらい、新しい人に選んでもらう努力が欠かせません。この「採用」と「定着」という2つの課題に、実はユニフォームが重要になってくるのです。

3. ユニフォームが配送業の経営課題に効く4つの理由

「ユニフォームで採用や定着が変わるの?」と思うかもしれません。

ですが配送業は、他の業種と比べても「ユニフォーム姿を人に見られる回数」が圧倒的に多い仕事です。

1日に何十件、多い人では100件近くの配送先で玄関先に立ち、街を走り、倉庫で荷を積む。その1回1回が、そのまま会社の印象を伝える機会になっています。ドライバーのユニフォーム姿は、1日に100回近く「会社の広告」として人の目に触れているとも言えるのです。

だからこそ、配送業のユニフォームには次の4つの役割があります。

① 採用力を高める

若い求職者は、応募する前に必ず会社をネットで調べます。そのとき目に入るのが、求人サイトやSNSに載っているユニフォーム姿の写真です。

清潔感があり、かっこいいと感じてもらえるユニフォームは、「この会社なら働いてみたい」という第一印象をつくります。逆に、色あせた古い作業着の写真は、それだけで応募をためらわせてしまうこともあります。

② 会社のブランドを見せる

配送業は「見られる仕事」です。取引先の倉庫、個人宅の玄関先、街を走るトラック…

多くの人の目に触れます。社名やロゴ、コーポレートカラーで統一されたユニフォームは、「きちんとした会社だ」という信頼感を無言で伝えます。名刺を渡さなくても、ユニフォームが会社の顔として働いてくれるのです。

③ 安全を守る

夜間や早朝の配送、雨天時の作業など、配送業には危険と隣り合わせの場面があります。

高視認性素材(遠くからでも見えやすい色)や反射材を使ったユニフォームは、事故のリスクを下げます。安全対策は、従業員を守るだけでなく、会社を労災リスクから守ることにもつながります。

④ 働く人のモチベーションを支える

新しいユニフォームが支給された日、現場の雰囲気が少し明るくなる。

これはユニフォームを刷新した多くの会社で聞かれる声です。「会社が自分たちのことを考えてくれた」という実感は、日々の仕事への前向きさや、会社への愛着につながります。それが結果的に、定着率にも影響していきます。

4. 配送業のユニフォームを選ぶ7つのチェックポイント

配送業のユニフォームを選ぶとき、何を確認すればいいのか。配送現場ならではの条件をふまえた7つのチェックポイントを紹介します。

① 動きやすさ

配送の仕事は、荷物の積み下ろし、運転席への乗り降り、階段の上り下りなど、体を大きく動かす場面の連続です。腕を上げてもつっぱらない立体的な裁断や、かがんでも窮屈さを感じにくいストレッチ素材が向いています。動きにくいユニフォームは、疲労や作業効率の低下、ひいてはケガにもつながります。

② 寒暖差への対応

配送業ならではの盲点が、1日の中での激しい寒暖差です。真夏の炎天下での荷降ろしと、冷凍・冷蔵品を扱う低温倉庫。同じ日に、汗をかく環境と体が冷える環境を行き来することも珍しくありません。夏用・冬用の使い分けや、脱ぎ着で調整できる重ね着(レイヤリング)を前提に、シリーズで揃えられるかを確認しましょう。

③ 安全性

前述の通り、高視認性の色や反射材は夜間・悪天候時の安全に直結します。また、お客様の荷物を傷つけないよう、ファスナーを覆う「比翼(ひよく)仕立て」や、表面に凹凸の少ないデザインが選ばれることもあります。

④ 耐久性

荷物の運搬を繰り返す配送業では、生地がすぐに傷んでしまうと買い替えコストがかさみます。丈夫な素材や、摩擦に強い縫製が施されたものを選ぶことで、長く使えて結果的にコストを抑えられます。

⑤ 収納力

配送ドライバーは、伝票、ペン、スマートフォン、ハンディ端末など、こまごまとした道具を身につけて動きます。ポケットの数や位置、大きさは、実は作業効率を左右する重要な要素です。「どこに何を入れて動くか」を想定した収納設計が理想です。

⑥ 女性・多様なサイズへの対応

配送業でも女性の活躍が広がっています。

全日本トラック協会の資料によると、トラック運送事業の就業者全体に占める女性の比率は20.4%に達しています。ただしドライバー(輸送・機械運転従事者)に限ると女性はまだ3.4%と少なく、裏を返せば、これから採用を広げる余地が大きい層でもあります(出典:全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業 現状と課題2024」)。

男性用サイズを女性が我慢して着る状態では、着心地も安全性も不十分です。女性ドライバーを増やしたい会社ほど、レディースサイズ/ユニセックスサイズの展開や、幅広い体格に対応できるサイズ設計があるかを確認しておきましょう。

⑦ コストと管理のしやすさ

ユニフォームは「買って終わり」ではありません。洗濯のしやすさ、乾きやすさ、サイズごとの在庫管理、新しく入った人へのすぐの支給など、こうした運用面まで含めて考えることで、無駄なコストと手間を減らせます。

導入時は、1着あたりの単価だけでなく、長く運用したときのトータルコストで判断するのがおすすめです。

5. 「いつ変える?」配送業ユニフォームのリニューアル最適タイミング

人材獲得の競争が激しくなる今、ユニフォームの刷新は「採用で選ばれる会社になるための先手」でもあります。

しかしながら「変えたい気持ちはあるけれど、きっかけがなくて」という担当者は少なくありません。次のようなタイミングは、社内の合意も得やすく、効果も出やすい絶好の機会です。

会社の節目

創業周年、社長交代、新体制のスタートなどは、ユニフォーム刷新の大チャンスです。「新しい会社になる」というメッセージを、社内外に強く伝えられます。

採用を強化する前

求人を本格化させる3〜4ヶ月前がおすすめです。新しいユニフォームの写真を求人コンテンツに使えれば、掲載初日から採用効果が期待できます。

事業拡大・EC需要の増加

配送エリアの拡大や新規部門の立ち上げ、取扱量の増加などで人を増やすタイミングは、ユニフォームを整える好機です。新しく入る人に、初日から統一感のある一着を渡せる体制が理想です。

今のユニフォームが劣化してきたら

色あせ、サイズの廃番、在庫切れが目立ってきたら、部分的な補充ではなく全面リニューアルを検討する時期です。場当たり的な補充を続けると、複数世代のユニフォームが混在してバラバラな印象になってしまいます。

6. なぜ配送会社がダイイチを選ぶのか - 4つの強み

ユニフォームの相談先はたくさんありますが、配送業の現場を理解し、安全・機能・デザイン・運用をまとめて設計できる会社は多くありません。ここでは、株式会社ダイイチが選ばれる理由を紹介します。

① 1951年創業・導入実績1万社以上

ダイイチは長年、企業のユニフォームだけを手がけてきた専門会社です。1万社以上の導入実績があるということは、それだけ多くの現場の「うまくいったこと」「いかなかったこと」を見てきたということです。

配送業に特有の課題(寒暖差、収納、安全、人の入れ替わりの多さ等)をしっかり理解した上で提案できる背景があります。

② 社内に4部門を持つワンストップ体制

ダイイチの大きな特徴が、企画室・縫製室・品質管理・商品センターという4つの部門を社内に持っていることです。

デザインの提案から、縫製・仕上げ、品質チェック、在庫管理・発送までを一貫して自社で行います。窓口が分かれていないため、相談から納品後の運用まで話が早く、品質にも一貫して責任を持てます。

③ 社内デザイナー・パタンナーによる提案型営業

多くのユニフォーム会社は「カタログの中から選んでください」というスタイルです。

しかしダイイチは、社内にデザイナーとパタンナーが在籍し、要望を聞いた上でゼロからデザインを描き起こせます。「うちのコーポレートカラーに合わせたい」「女性ドライバーも着やすくしたい」といった細かい要望にも、会社のイメージやブランディングを意識した完成イメージを見据えた相談ができます。

④ 「課題から一緒に考える」姿勢

ダイイチが大切にしているのは、言われたものをつくるだけでなく、お客様自身がまだ気づいていない課題を見つけて提案することです。

「デザインを変えたい」という相談から話を聞くうちに、実は採用の悩みが根っこにあると分かり、採用に効果的なユニフォームの見せ方を一緒に考えるといったような進め方をします。

7. ユニフォーム導入・リニューアルの進め方3ステップ

「変えたいけれど、何から始めればいいのか分からない」という方のために、進め方を3ステップにまとめました。

ステップ① 現状の棚卸し

まず、今のユニフォームの何が問題かを整理しましょう。次のチェックリストが役立ちます。


  • 現在のユニフォームを導入してから5年以上たっている

  • デザインが古く、求人写真に使いにくい

  • 女性スタッフが男性用サイズを着ている

  • 複数世代のユニフォームが混在してバラバラな印象になっている

  • 夏や冬の寒暖差に対応できていない

  • 収納が足りず、現場から不満の声がある

  • サイズ在庫が偏っていて、新しい人にすぐ支給できない

ステップ② 優先課題を決める

ユニフォームに求めるものは会社によって違います。何を一番重視するかを社内で決めておくと、相談がスムーズになります。


  • 採用を強化したい → デザイン性・写真映え・ブランド表現

  • 安全を強化したい → 高視認性・反射材・機能性

  • コストを抑えたい → 耐久性・運用のしやすさ・在庫設計

  • 現場の統一感を出したい → 全員への展開・サイズ展開

ステップ③ 提案型の相談を使う

カタログを渡されて選ぶだけの相談では、配送業の現場に本当に合うユニフォームは見つけにくいものです。

現場の条件・予算・人員構成・課題をヒアリングした上で、御社に合った選択肢を提案してくれる相談窓口を選びましょう。「まず話を聞いてみる」だけでも、自社では気づかなかった課題が見えてきます。

8. よくある質問Q&A

Q. 最低ロットはどれくらいから注文できますか?

A. オリジナルユニフォームではロット数によって費用感が変わります。100着以上などの規模感が望ましいですが、まずは自社の人数を伝えて相談するのがおすすめです。

Q. オリジナルデザインにすると費用はどれくらいですか?

A. 素材、デザインの複雑さ、ロット数によって変わります。まずは問い合わせてみるのがよいです。
ちなみに、ダイイチでは、企画・縫製・品質管理・物流を社内で一貫して行っているため、外注コストが乗りにくく、オリジナルでもコストを抑えた提案がしやすいのが強みです。予算と優先事項をお伝えれば、現実的なご提案をいたします。

Q. 納期はどれくらい見ておけばいいですか?

A. カタログ商品なら比較的短期間で対応できます。オリジナルデザインの場合はデザイン確定から数ヶ月程度が目安ですが、条件により変わります。希望の時期がある場合は、早めに相談しておくと安心です。

Q. 現場スタッフの試着はできますか?

A. できます。ユニフォームは着る人が納得しているかどうかが定着率に直結します。サンプルを用意した試着を通じて、サイズ感や着心地を実際に確認した上で決めることをおすすめします。

Q. 古いユニフォームはどう処分すればいいですか?

A. 廃棄せずリサイクルに回す方法もあります。使用済みユニフォームの適正なリサイクルは、環境配慮の取り組みとして採用・ブランディングに活かすこともできます。詳しくは相談時に確認してみてください。

9. まとめ

配送業のユニフォームは「採用と信頼」への投資

配送業界は、荷物が増え続ける一方でドライバーが不足し、高齢化と2024年問題が重なる厳しい局面にあります。この中で会社を続けていくカギは、「今いる人に長く働いてもらうこと」と「新しい人に選んでもらうこと」です。

ユニフォームは、この2つに同時に効果的な数少ない打ち手です。清潔感のある統一されたユニフォームは採用の第一印象を変え、機能的で着心地のよいユニフォームは日々の満足度と定着を支え、安全性の高いユニフォームは従業員と会社を守ります。

大切なのは、「汚れが目立たないから」「安いから」で選ぶのではなく、配送業の現場に合わせて、機能・デザイン・運用をまとめて設計することです。そのためには、カタログから選ぶだけでなく、課題から一緒に考えてくれるパートナーを選ぶことが近道です。

配送業のユニフォームを見直したいと思ったとき、その相談相手として、ダイイチを思い出していただけたら幸いです。

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ダイイチでは、配送業のユニフォーム担当者に向けた資料を無料でご用意しています。
社内の検討資料や稟議の参考としてもご活用いただけます。

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