Case Study

インタビュー

レンタカーサービスのユニフォーム【株式会社トヨタレンタリース神奈川様】従業員がモチベーション高く働ける“選択肢の多さ”を取り入れた新ユニフォーム

株式会社トヨタレンタリース神奈川様

トヨタレンタリース神奈川様は、レンタカーやカーリースをはじめとした多彩なモビリティサービスを通じて、地域の暮らしや企業のビジネスを支える存在です。お客様一人ひとりに寄り添い、課題解決に向けた提案を行うことで、移動の可能性を広げ、新しい価値を創造されています。
このようなサービスを提供し続けるため、従業員のユニフォームについても「自由に、楽しく、快適に」という理念を取り入れ、リニューアルを実施されました。実際にユニフォームのリニューアルをどのように進めていかれたかなど、総務部担当部長の千田様、人材開発室の原田様にお話を伺いました。

全国統一モデルから各社の業務環境に合わせたユニフォームへ

ユニフォームをリニューアルすることになった経緯をお聞かせください。

千田様 :

以前は全国統一のユニフォーム(女性のみ)でした。しかし、メーカー(トヨタ自動車)の発注ができなくなったことでリニューアルを検討するきっかけとなりました。
ジェンダーレス/フリーの考えが社会的に普及してきたことや、個性の尊重など時代が変化し始めたことも少なからず影響があったと思います。

原田様 :

これまでも現場の声をメーカーのユニフォーム担当に伝え、改善を求めてきました。系列会社の中でもユニフォームに求める機能は、接客を中心とした会社と接客と洗車や車の移動を兼務する会社とでは違いがあります。結果的にドレスコードを担保しつつ、各社に管理を任されることになりました。

働きやすさを第一優先に考えたシンプルなデザイン

どのようなユニフォームにしたいと思いましたか?具体的なデザインのイメージはありましたか?

千田様 :

入社以来、ユニフォームは4回ほど更新しており、様々なデザインを見てきました。中にはコーポレートカラーのグリーンをそのままユニフォームに反映したタイプや、キャビンアテンダント風のデザインなど見た目を重視したものもありました。
来店されるお客様に好印象を抱いていただけるような爽やかさを保ちつつ、“電車に抵抗なく乗れる”や“様々な年齢層が好む” などの条件を現実的に考え、シンプルなデザインが良いと思いました。そしてやはり働きやすさや業務に合ったものであるかは非常に重要な要素だと感じていました。

原田様 :

最初は今のものから大きく変えたいという思いもありましたが、社内アンケートを実施すると大きく変更することが望まれていないことがわかりました。
実際の働きやすさを考えていくと、ペンが収納できるベストや、業務用携帯を入れられるポケットが必要で、接客業務以外でも洗車や車の乗り降りがしやすいことも取り入れました。

モチベーション高く働ける“選択肢の多さ”を重視

新ユニフォームで特に注意した点、こだわったポイントはありますか?

千田様 :

出来る限り皆の意見を取り入れてあげたいという思いから、ドレスコードを保ちつつも自由度があり、着用者にとって満足度が高くなるよう、“選択肢の多さ”を重視しました。
オールシーズン着用できるものを採用し、その日の業務や気分に合わせてユニフォームのカラーやスタイルを選べたら、従業員のモチベーションアップに繋がると考えたからです。

原田様 :

男女ともに、長袖シャツとスラックスはレンタル形式にし、サイズ交換や消耗交換を手軽にできるようにしました。夏物は半袖シャツ、ポロシャツから自由に5枚選択できます。更に女性ユニフォームは、ボトムス、スカーフを選択制にしました。ボトムスはパンツが2種類とキュロットで、スカーフは2色、クリップ式で簡単に装着できます。ジャケットはノーカラーデザインなので、見た目にも軽やかです。
一方で追加注文時にサイズを公開しないようなシステムも導入しました。これにより自分のサイズをまわりに知られることなく注文ができるようになりました。

多くのサンプル品を見て着て検討

どのような方法で検討を進められましたか?

原田様 :

まず、社内アンケートを取り、どのような意見が多いか参考にしました。ドレスコードの内容をダイイチさんに伝え、サンプルを何点か持ってきてもらい選定することにしました。選定のポイントは以下の通りで、これらを念頭に選んでいきました。

・社内アンケートの結果をなるべく考慮すること。
・多くのサンプルから選定すること。
・着心地、ストレッチ、色、UVなど。どの世代も着用できるアイテムであること。

初めから要望通りの商品が見つかった訳ではなく、何度か提案をしていただき、最終的にこちらの希望する商品が見つかりました。
ダイイチさんには毎回、多くのサンプル品を運んでいただき、直接見せていただくことで、希望に叶うデザインを選ぶことができました。マネキンに着せて見せていただいたのもわかりやすかったです。
実際に従業員にも着てもらい、動きやすさや着心地もチェックしました。

新入社員のユニフォーム調達とリニューアルのタイミングが前後

ご苦労された点はありましたか?

千田様 :

ちょうどユニフォームの切替え前のタイミングで(全国統一のユニフォームが追加注文できない状況だった時期に)新入社員分のユニフォームを手配しなければならなくなりました。理想的には新ユニフォームが決定した後に新入社員分を手配したかったのですが、都合よくはいきませんでした。
そこで、急遽リニューアルも念頭に置きつつ新入社員分を検討しました。結果的にそこで選んだユニフォームが新しいユニフォームのベースとなり、リニューアルのイメージが湧いたことは良かったです。

ユニフォームに見えないので店舗の移動も楽に

新ユニフォームを着用開始されてから周りの反応はいかがですか?新ユニフォームの評価されているところ、気に入っている点はどこでしょうか。

千田様 :

軽くて着やすいと評判です。色、アイテムの選択ができるようになったことが大きいと思います。シンプルなデザインでユニフォームのように見えないので、電車での移動も問題なくできるようになったと聞いています。

原田様 :

レンタル品に関してはサイズ交換・消耗交換が気軽にできるようになりました。不要なアイテムを貸与しなくても良くなり、経費の節減につながっています。ユニフォームを管理する立場からしても、従業員の店舗異動や入退社対応にも迅速に対応いただけて助かっています。

展示会のような演出に感動

ダイイチを選んでいただいた理由をお聞かせください。

原田様 :

ネットでの打ち合わせや注文が主流の中、担当の小俣さんはこちらの意見を聞いて様々なサンプルを用意してくださり、その場で生地や色を確認しながら一緒に考えてくださいました。
展示会のような演出(マネキンを持ち込んでわかりやすく展示)にはとても感動しました。
また、ユニフォームのレンタル運用の提案もしていただき、購入とレンタルの組み合わせという新しい運用を考えていただきました。WEBで注文できるのでこちらの業務負担も減り、助かっております。

一日の始まりを気持ちよくスタート

今後、ユニフォームをリニューアルされる企業へのメッセージをお願いいたします。

原田様 :

ひとりひとりが毎日気持ちよく働けるかを考える中で、一日のスタート、仕事の始まりに着るユニフォームは重要な要素だと思います。現場意見を取り入れることは大変かと思いますが、モチベーションアップのため実際に着用している方の意見をたくさん取り入れてほしいです。

ユニフォーム担当者様のご苦労を少しでも軽減

今回のリニューアルを振り返って

ダイイチ担当者 :

きっかけは関連会社様からのご紹介でした。商談を重ねていく度に、千田様、原田様の“従業員に気持ちよく働いてもらいたい”という気持ちの大きさを感じるようになりました。商品を提案する立場としてだけではなく、少しでもお役に立ちたいと強く感じ、一緒に考えていった結果、皆様に喜んでいただけるユニフォームになったのだと思います。

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