製造業のユニフォーム、全工程”同じ一着”で選んでいませんか?|安全と採用を変える選び方
「作業着は、工場でみんな同じものを着ればいい」
もし今もそう考えているなら、この記事はきっと役に立ちます。製造業の現場は、同じ工場の中でも工程によって環境がまったく違います。機械に巻き込まれる危険のあるライン、静電気の発生を防ぎたい電子部品の工程、異物混入を防ぎたい食品の工程。それぞれにふさわしい作業着は異なります。全工程を一律の一着で済ませると、安全面でも、働きやすさでも、採用面でも損をしてしまうのです。
この記事では、製造業でユニフォームの導入やリニューアルを検討している担当者の方に向けて、業界データにもとづいた選び方、失敗しないためのポイント、導入の進め方までをまとめて解説します。
要点
- 製造業は就業者数が減り続け、人手不足と高齢化、技術継承が深刻。採用と定着が経営の最重要課題になっている
- 製造業のユニフォームは「作業着」ではなく、安全・採用・定着・会社の印象を支える大切なもの
- 製造業の選び方で最も大切なのは、工程・環境ごとに必要な機能を見極めること(帯電防止・防炎・巻き込み防止・食品異物対策など)
- 選び方は、次の7点で見る。①工程から機能を決める ②動きやすさ ③耐久性 ④季節での着分け ⑤女性・多様なサイズ ⑥視認性・チーム識別 ⑦洗濯耐久・運用
- ダイイチは創業70年以上・導入実績1万社超。企画・縫製・品質管理・商品センターの4部門ワンストップ体制で、多工程・増員の多い製造業の課題に合わせた提案ができる
1. なぜ今、製造会社がユニフォームを見直しているのか
かつて製造業のユニフォームは、「丈夫で」「安ければいい」ものでした。全工程で同じ作業着を配り、汚れたら買い替える。それが当たり前でした。
しかし今、状況は変わりつつあります。製造業は深刻な人手不足に直面し、働き手の高齢化と、ベテランから若手への技術継承という課題を同時に抱えています。限られた人材を採用し、長く働いてもらうために、ユニフォームの安全性や着心地、そして「働きたいと思える見た目」が改めて注目されているのです。
同時に、製造現場の安全意識も高まっています。機械への巻き込み、静電気、火花、異物混入といった工程ごとに異なるリスクに対して、適切な機能を持つユニフォームを配ることは、労働災害を防ぎ、会社を守ることにもつながります。
つまり、製造業のユニフォームの見直しは、単なる備品の買い替えではなく、「安全」と「採用」という2つの経営課題に直結する投資になりつつあるのです。まずは、製造業界が置かれている現実をデータで見てみましょう。
2. データで見る製造業の「今」|人手不足・就業者減・高齢化
働き手は減り続けている
経済産業省などがまとめる「ものづくり白書」によると、製造業の就業者数は2023年の1,055万人から、2024年は1,046万人へとわずかに減少しました(出典:経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2025年版 ものづくり白書 概要」2025年5月)。
長期で見ると、減少はさらに顕著です。製造業の就業者数は、2002年からの約20年間で大きく減っており、日本のものづくりを支える人材の確保が、業界全体の課題になっています。
若手が減り、高齢化が進んでいる
特に深刻なのが、若手の減少と高齢化が同時に進んでいることです。製造業で働く34歳以下の若年就業者は、2002年の384万人から2023年には259万人へと、約125万人減少しました。一方で、65歳以上の高齢就業者は58万人から88万人へと約30万人増加しています(出典:経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2024年版 ものづくり白書」)。
若手が減り、ベテランが高齢化するということは、長年培われた技術やノウハウを次の世代にどう引き継ぐか、いわゆる「技術継承」が待ったなしの課題になっているということです。
中小の製造業ほど、人手不足感が強い
中小企業の人手不足感を示す指標(従業員数過不足DI)を見ると、製造業は2024年でマイナス18.2となっています(出典:経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2025年版 ものづくり白書 概要」)。マイナスが大きいほど「人が足りない」と感じている企業が多いことを意味します。この指標は、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に「過剰」に転じたあと、再び不足に転じ、近年はコロナ前と同じ水準の強い人手不足感が続いています。
これらのデータが示すのは、「ものづくりの現場を担う人が足りず、しかも高齢化している」という製造業の現実です。この課題に対して、実はユニフォームが有効な打ち手になります。次章で見ていきましょう。
3. ユニフォームが製造業の経営課題に効果的な4つの理由
「ユニフォームで採用や安全が変わるの?」と思うかもしれません。製造業においてユニフォームには、次の4つの役割があります。
① 安全を守り、労働災害を防ぐ
製造現場のユニフォームは、まず何より安全のための装備です。機械への巻き込みを防ぐ袖口・裾の設計、静電気を抑える帯電防止機能、火花に備える防炎素材、異物混入を防ぐデザインなど、工程に合った機能を持つユニフォームは、事故のリスクを下げ、従業員と会社の両方を守ります。安全対策は、労災リスクという経営リスクへの備えでもあります。
② 採用力を高める
働き手を探している求職者は、応募前に会社をネットで調べます。そのとき目に入るのが、求人サイトやSNSのユニフォーム姿です。清潔感があり、機能的で、「ここで働いてみたい」と感じてもらえるユニフォームは、応募の後押しになります。「3K(きつい・汚い・危険)」というイメージを持たれがちな製造業だからこそ、ユニフォームの印象を変えることは採用面で大きな効果を生みます。
③ 定着と一体感、技術継承を支える
動きやすく着心地のよいユニフォームは、日々の負担を減らし、「長く働き続けたい」という気持ちを支えます。また、統一されたユニフォームは「同じチームの一員」という一体感を生みます。ベテランと若手が同じ現場で働き、技術を引き継いでいく製造業にとって、この一体感は技術継承を進める土台にもなります。
④ 企業ブランドをつくる
工場見学、取引先の来訪、展示会など、製造業でも、社外の人にユニフォーム姿を見られる機会は少なくありません。社名やロゴ、コーポレートカラーで統一された清潔感のあるユニフォームは、「きちんとした、信頼できる会社だ」という印象を伝えます。ユニフォームは、取引先や地域社会に向けた無言のメッセージでもあるのです。
4. 製造業のユニフォームを選ぶ7つのチェックポイント
ここからは実践編です。製造業のユニフォームを選ぶとき、何を確認すればよいのか。製造現場ならではの条件をふまえた7つのポイントを紹介します。
① 工程・環境から必要な機能を決める(最重要)
製造業のユニフォーム選びで最も大切なことを、以下の表にまとめました。
| 工程・環境 | 特に重視したい機能 |
|---|---|
| 機械加工・金属加工 | 巻き込み防止(袖口・裾の絞り)、多ポケットの工具収納、耐久性 |
| 電子部品・精密機器 | 帯電防止(静電気を抑える) |
| 溶接・高温作業 | 防炎・難燃素材、火花に強い生地 |
| 食品・医薬品 | 異物混入防止(ポケット位置の工夫、毛羽立ちにくい素材) |
| 塗装・化学 | 防汚・撥水、薬品への配慮 |
まず「自社のどの工程に、どんなリスクがあるか」を洗い出すことが、失敗しないユニフォーム選びの第一歩です。
② 動きやすさ
製造の仕事は、中腰、しゃがみ、腕の上げ下げといった動作の繰り返しです。伸縮するストレッチ素材や、腕や肩が動かしやすい立体的な裁断のものを選ぶと、作業効率が上がり、疲労やケガも減らせます。
③ 耐久性
作業着は毎日着て、頻繁に洗濯します。摩耗や引き裂きに強い高密度の素材や、縫い目がほつれにくい二重縫製のものを選ぶと、買い替えの頻度が下がり、結果的にコストを抑えられます。
④ 季節・工程での着分け
製造現場は、季節による変化もあります。夏用・冬用のシリーズや、ベスト・インナーなどで調整できるものを選び、通年で快適に働ける組み合わせを考えましょう。特定の工程だけ暑い、寒いといった場合は、その工程に絞った対策も有効です。
⑤ 女性・多様なサイズへの対応
製造業でも女性の活躍が広がっています。男性用の一番小さいサイズを女性に無理に着せる運用は、動きにくさと安全面の両方で避けたいところです。同じ品番でメンズ・レディースが揃っているシリーズなら、支給品の見た目を統一しながら、体型に合ったサイズを渡せます。SSから大きいサイズまで、幅広い展開があるかも確認しましょう。近年は、性別を問わず着用しやすいユニセックスのユニフォームも増えています。
⑥ 視認性・チーム識別
工程やチームごとにユニフォームの色を変えると、誰がどの担当か一目でわかり、現場の安全管理や作業効率が上がります。また、社名やロゴの名入れ刺繍は、企業の一体感とブランドの両方を高めます。
⑦ 運用のしやすさ
ユニフォームは「買って終わり」ではありません。洗濯を繰り返しても型崩れしにくい形態安定素材や、サイズごとの在庫管理、新しく入った人へのすぐの支給など、こうした運用面まで含めて考えることで、無駄なコストと手間を減らせます。特に人の入れ替わりや増員が多い現場では、追加注文のしやすさも重要です。
5. 「いつ変える?」製造業ユニフォームのリニューアル最適タイミング
「変えたい気持ちはあるけれど、きっかけがなくて」という担当者は少なくありません。次のようなタイミングは、社内の合意も得やすく、効果も出やすい絶好の機会です。
会社の節目
創業周年、社長交代、新体制のスタートは、ユニフォーム刷新の好機です。「新しく生まれ変わる」というメッセージを、社内外に伝えられます。
採用を強化する前
求人を本格化させる数ヶ月前がおすすめです。新しいユニフォームの写真を求人に使えれば、掲載初日から採用効果が期待できます。
新ラインの立ち上げ・増員
新しい生産ラインの立ち上げや、増産に伴う増員のタイミングは、ユニフォームを整える好機です。新しく入る人に、初日から統一感のある一着を渡せる体制が理想です。
今のユニフォームが劣化・廃番になるタイミング
色あせ、傷み、サイズの廃番、在庫切れが目立ってきたら、部分的な補充ではなく全面リニューアルを検討する時期です。世代の違う制服が混在すると、統一感が失われ、現場の一体感まで下がってしまいます。特に、使っていた品番が廃番になると、同じものを買い足せなくなるため、早めの見直しが安心です。
人手不足が続く今、ユニフォームの刷新は「採用で選ばれる会社になるための先手」でもあります。
6. なぜ製造会社がダイイチを選ぶのか|4つの強み
ユニフォームの相談先はたくさんありますが、製造業の現場を理解し、工程ごとの安全・機能・デザイン・運用をまとめて設計できる会社は多くありません。ここでは、株式会社ダイイチが選ばれる理由を紹介します。
① 創業70年以上・導入実績1万社超
ダイイチは長年、企業のユニフォームを専門に手がけてきた会社です。1万社を超える導入実績があるということは、それだけ多くの現場の課題を見てきたということ。工程ごとに違うリスク、幅広い年齢層、人の入れ替わりの多さといった製造業に特有の事情を理解した上で提案できる背景があります。
② 企画・縫製・品質管理・商品センターの4部門ワンストップ体制
ダイイチの大きな特徴が、企画室・縫製室・品質管理・商品センターという4つの部門を社内に持っていることです。デザインの提案から、縫製・仕上げ、品質チェック、在庫管理・発送までを一貫して自社で行います。窓口が分かれていないため、相談から納品後の運用まで話が早く、品質にも一貫して責任を持てます。特に商品センターが在庫と出荷を管理しているため、増員による追加注文にもスムーズに対応できます。工程が多く、人の入れ替わりも多い製造業には、この体制が大きな安心につながります。
③ 社内デザイナー・パタンナーによる提案型営業
多くのユニフォーム会社は「カタログから選んでください」というスタイルです。しかしダイイチは、社内にデザイナーとパタンナーが在籍し、要望を聞いた上でゼロからデザインを描き起こせます。「工程ごとに色分けしたい」「自社のコーポレートカラーに合わせたい」「女性も着やすくしたい」といった要望にも、完成イメージを見ながら相談できます。
④ 品質を支える専門体制
ダイイチには、繊維製品の品質管理の専門資格である繊維製品品質管理士(TES)の有資格者が在籍しています。素材や縫製、法改正への対応など、専門的な視点から製品の品質を管理しています。安全や耐久性が重視される製造業のユニフォームにとって、この品質へのこだわりは信頼の土台になります。
7. ユニフォーム導入・リニューアルの進め方3ステップ
「変えたいけれど、何から始めればいいのか分からない」という方のために、進め方を3ステップにまとめました。
ステップ① 現状の棚卸し
まず、今のユニフォームの何が問題かを整理しましょう。次のチェックリストが役立ちます。
- 現在のユニフォームを導入してから5年以上たっている
- 全工程で同じ作業着を使っていて、工程ごとのリスクに対応できていない
- デザインが古く、求人写真に使いにくい
- 女性スタッフが男性用サイズを我慢して着ている
- 世代の違う制服が混在してバラバラな印象になっている
- 使っている品番が廃番になり、買い足しに困っている
- サイズ在庫が偏っていて、新しい人にすぐ支給できない
3つ以上当てはまれば、リニューアルを検討する十分な理由があります。
ステップ② 優先課題を決める
ユニフォームに求めるものは会社によって違います。何を重視するかを社内で決めておくと、相談がスムーズになります。
- 安全を強化したい → 工程別の機能(帯電防止・防炎・巻き込み防止など)
- 採用を強化したい → デザイン性・写真映え・清潔感
- 定着・一体感を高めたい → 統一感・チーム識別・着心地
- 運用を楽にしたい → 洗濯耐久・在庫管理・追加注文のしやすさ
ステップ③ 提案型の相談を使う
カタログを渡されて選ぶだけの相談では、工程ごとに条件が異なる製造業の現場に本当に合うユニフォームは見つけにくいものです。現場の工程・リスク・予算・人員構成をヒアリングした上で、御社に合った選択肢を提案してくれる相談窓口を選びましょう。「まず話を聞いてみる」だけでも、自社では気づかなかった課題が見えてきます。
8. まとめ
製造業のユニフォームは「安全と採用」への投資
製造業界は、就業者数が減り続け、高齢化と技術継承という大きな課題を抱えています。この中で会社を続けていくカギは、「今いる人に長く働いてもらうこと」と「新しい人に選んでもらうこと」、そして「現場の安全を守ること」です。
ユニフォームは、これらに同時に働きかける数少ない打ち手です。工程に合った機能を持つユニフォームは労働災害を防ぎ、清潔感のある統一されたユニフォームは採用の第一印象を高め、動きやすく着心地のよいユニフォームは、日々の満足度を高めて定着につながり、現場で働く人たちの一体感も育てます。
大切なのは、「丈夫だから」「安いから」で全工程を同じ一着で済ませるのではなく、工程ごとのリスクと現場の実情に合わせて、機能・デザイン・運用をまとめて設計すること。そのためには、カタログから選ぶだけでなく、工程の課題から一緒に考えてくれるパートナーを選ぶことが近道です。
製造業のユニフォームを見直したいと思ったとき、その相談相手として、ダイイチを思い出していただけたら幸いです。
9. 資料ダウンロードのご案内
ダイイチの資料ダウンロードページでは、ユニフォーム担当者に役立つ資料を無料でご用意しています。工程ごとの機能や、現場の安全と企業の印象を両立するユニフォームの考え方をまとめた事例集・調査レポートなどをダウンロードいただけます。社内の検討資料や稟議の参考としてもご活用ください。
具体的な相談や、自社に合ったユニフォームの提案・カタログ請求をご希望の場合は、お問い合わせフォームからお申し込みいただけます。
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よくある質問Q&Aについてよくあるご質問 FAQ
- オリジナルユニフォームは、どれくらいの規模から作るものですか?
- 工程ごとに違うユニフォームにすることはできますか?
- オリジナルデザインにすると費用はどれくらいですか?
- 納期はどれくらい見ておけばいいですか?
- 女性スタッフのサイズにも対応できますか?
- 古いユニフォームはどう処分すればいいですか?
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